大切なのは用語の意味
建築構造の参考書や1級建築士試験の問題をみると、沢山の専門用語が書いてあります。
例えば1級建築士の過去問に下記の選択肢があります。
鉄筋コンクリート構造において,コンクリートに対する鉄筋のヤング係数比nは,一般に,コンクリートの設計基準強度が高くなるほど大きくなる。
1級建築士試験では1問につき4つの選択肢があります。構造は30問あるので30問×4=120の選択肢の1つとして、当たり前に上記のような専門用語が使われるのです。
しかも建築士試験では同じような問題文を微妙に表現を変えて出題します。丸暗記ではなく「用語の意味」という本質をとらえなければ、けっして正解できません。
さらに「用語の意味」を理解することで、構造力学や構造の計算が「なぜ必要なのか」分かります。「断面二次モーメント」という用語があります。それだけだと何を意味するのかサッパリわかりません。
「断面二次モーメント≒部材の曲げにくさを表す値」と言い換えればどうでしょうか。断面二次モーメントが「たわみ」「座屈」になぜ関係するのか何となく想像がつくと思います。
以上のように、用語の意味を理解することはとても重要です。
図解を見れば用語の意味が記憶に留まりやすい
用語の意味の重要性は理解頂けたと思います。
用語の意味を理解するためには、初学者向けに分かりやすく解説した文章を読んで理解するのも方法の1つです(当サイトでは、構造の用語をできるだけ分かりやすい文章で解説しています)。
ただし文章を読んで留めた知識は、案外早く忘れてしまいます。印象に残りにくいからです。そこでおすすめなのが「図」をみることです。本屋さんに行くと「図解」と題目の付いた本が色々売られています。これは「文章だけよりも、図の方が理解しやすい」からです。
よって当サイトでは分かりやすい文章に加えて、オリジナルの図を交えて解説しています。そんな当サイトオリジナルの図解を追加・修正しまとめたものが「建築構造がわかる基礎図解集」です。
建築構造がわかる基礎図解集は、例えばこんな時に役立ちます。
本図解集はこんな時に役立ちます。
下記は1級建築士の過去問の選択肢の1つです。黒太字が構造の専門用語です。
鉄筋コンクリート構造に関して,はりの圧縮鉄筋は,一般に「クリープによるたわみの抑制」及び「地震に対する靱性の確保」に効果がある.
圧縮鉄筋の意味が理解できないとき本図解集をみると「何が圧縮鉄筋か」一目瞭然です。さらに詳しい意味を知りたいときはタイトルをクリックすることで該当する学習ページにジャンプします。
参考書や市販の建築試験の過去問題集は「用語の意味」に力を入れていません。というより、ほとんど用語の意味は解説していません。前述したように構造の学習で「用語の意味を理解すること」は大変重要です。
構造への理解を深める、あるいは建築士試験の補助教材(メイン教材である過去問題集やテキストの補助)として本図解集はおすすめできます。
本書の特徴①当サイト独自の解説
多くの専門書では用語の解説が分かりにくい傾向にあります。建築には数多くの専門用語があり、一つの専門用語を解説するのに別の専門用語が出てくるなんてザラです。WEBメディアでも本でも、分かりやすい専門用語の解説はあまり多くありません。
建築構造が分かる「用語集+図解集」では、なるべく分かりやすい言葉で解説することにより、読者様の用語理解の手助けをします。
本書の特徴②様々な機器から読み直せる
建築構造が分かる「用語集+図解集」は様々な機器から読み直すことが可能です。
専門用語は一度見ただけで完璧に覚えられる人は多くありません。スマホやタブレット、パソコン等から何度も読み直すことで、専門用語を定着させることができます。また、本書を印刷して職場に置き、紙ベースで読み直すことも可能です。
本書の特徴③ほとんど図解だから読まなくていい
図解集の特徴として、専門用語を「目」で理解することができるという特徴があります。文章ベースでロジカルに理解することも重要ですが、図解で直感的に理解することも大切です。文章を読むのが苦手な方にも本書はオススメです。
図解集、用語集に収録されている用語、サンプル・目次は下記をご覧ください。
建築構造の「用語集+図解集」はこんな人にオススメ
- 1級建築士、2級建築士の資格取得を目指してる人
- 各種施工管理技士の資格取得を目指している人
- 設計事務所で働いている人
- 施工会社で働いている人
- 設備の設計、施工の仕事をしている人
- 建築学科で学んでいる学生
- 将来的に建設業で働きたい学生
ご購入者様からの声
仕事で活用させていただいています。
とても感謝しております。(会社員男性の方)
用語が分からず、調べることから始めていたので大変役立っており感謝しています。(1級建築士の受験生の方)
部下に勧め、理解が増したようです。
ありがとうございます。(会社員男性の方)
教材作成元プロフィール
運営者:ハナダユキヒロ
学生時代を含め、約13年間、建築や土木(主に構造関係)の勉強・仕事(職種は構造設計)に従事。
2010年に開設した「建築学生が学ぶ構造力学」は最高月間ユーザー数80万人(最高170万PV)まで成長。
建築構造を理解できない人の為「難しい専門用語を分かりやすく」という点にこだわりを持ち、「翻訳家」の様な役割を果たしたいと考える。