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令和5年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.17は、左官・タイル・張り石工事に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(誤り) | アルミニウム合金製建具の枠まわり充填モルタルに塩化カルシウム系凍結防止剤を使用することは禁止。塩化カルシウムはアルミニウムを腐食させる。 |
| 2 | ○(正しい) | コンクリート壁下地のモルタル塗り下塗りは、吸水調整材が乾燥した後に行う。 |
| 3 | ○(正しい) | タイル後張り密着張りは、上部から下部へ一段置きに数段張り付けた後にその間を埋める施工順序が正しい。 |
| 4 | ○(正しい) | 外壁乾式工法張り石で一次ファスナーの取付け位置にあと施工アンカーを取り付けるのは正しい施工方法。 |
選択肢1の「塩化カルシウム系の凍結防止剤を添加した」という記述が誤りで、アルミニウム建具周辺では塩化物を含む凍結防止剤は使用禁止です。
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選択肢1は、アルミニウム合金製建具の枠まわり充填モルタルの凍結防止剤に関する記述です。アルミニウムは塩化物イオンに非常に敏感な金属なんですね。
塩化カルシウム(CaCl₂)が溶解した溶液がアルミニウムに接触すると、孔食(ピッチング腐食)という電気化学的反応が起こり、目に見えないうちに腐食が進行して建具の強度・気密性が低下します。アルミと塩は相性が悪いわけです。だから冬期に一般的な塩化カルシウム系凍結防止剤も、アルミ建具がある場所では使えません。
選択肢1は「アルミ建具枠まわりの充填モルタルに塩化カルシウム系の凍結防止剤を添加した」としていますが、アルミを腐食させるため使用禁止で誤りです。ザックリ言えば、アルミ建具周囲に塩化カルシウム系凍結防止剤は使用禁止(保温養生か塩化物フリーで対応)ということです。
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アルミニウム合金製建具の枠まわり充填モルタルに塩化カルシウム系凍結防止剤を使用してよいか?
使用できません。塩化カルシウムはアルミニウムを腐食させます。保温養生や塩化物フリーの凍結防止剤を使用します。
コンクリート壁下地のモルタル塗り下塗りは、吸水調整材が乾燥する前と後のどちらで行うか?
吸水調整材が乾燥した後に行います。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月

正解:選択肢1(これが誤っている記述)
1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)
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塩化カルシウムはアルミニウムに対して電気化学的腐食(異種金属腐食)を引き起こします。アルミニウム合金製建具の周囲には塩化カルシウム系凍結防止剤を絶対に使用してはいけません。冬期の凍結防止には塩化物を含まない凍結防止剤を使用するか、保温養生を行います。