建築学生が学ぶ構造力学

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令和元年度 二級建築士 施工 No.1を解説、ネットワーク手法に関係の少ない用語を見抜くポイント

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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.1は、工程の計画と管理に関する問題です。5つの用語のうち、ネットワーク手法に最も関係の少ないものを選びます。

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この問題のポイント

ダミー、アクティビティ、フリーフロート、ガントチャート、クリティカルパスという用語が並びます。判断の決め手は、どれがネットワーク工程表そのものの用語で、どれが別の工程表の用語かです。

核心は、ガントチャートが横棒グラフ式の工程表(バーチャート系)で、ネットワーク手法の用語ではないところです。残りの4つは、いずれもネットワーク工程表を組み立てたり読み解いたりするときに使う用語です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(ネットワーク手法に最も関係が薄い)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

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各用語とネットワーク手法との関係

選択肢 関係 解説
1 関係あり ダミーは、作業の前後関係だけを示す所要日数ゼロの仮想の矢印で、ネットワーク工程表特有の記号です。
2 関係あり アクティビティ(作業)は、ネットワーク工程表で矢印が表す一つひとつの作業です。
3 関係あり フリーフロートは、後続作業に影響を与えずに使える余裕時間で、ネットワークの計算で求めます。
4 関係が薄い ガントチャートは、各作業の進捗を横棒で示す工程表で、ネットワーク手法とは別系統の道具です。
5 関係あり クリティカルパスは、全体の工期を決める最も余裕のない経路で、ネットワーク手法の中心的な考え方です。

選択肢4のガントチャートだけが、ネットワーク手法とは別の工程表の用語です。残る4つはネットワーク工程表を扱うための用語です。

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選択肢4のポイント

ガントチャートは、縦に作業名、横に時間の目盛りをとり、各作業の予定や進捗を横棒で表す工程表です。ひと目で進み具合が分かる反面、作業どうしの前後関係や、どこが工期を左右するかは読み取れません。

いっぽうネットワーク工程表は、作業を矢印でつなぎ、前後関係と余裕時間を計算で明らかにします。ダミー・アクティビティ・フリーフロート・クリティカルパスは、そのために使う用語です。

だから「ネットワーク手法に関係が薄いもの」を選ぶなら、別系統のガントチャートが答えになります。用語がどの工程表に属するかで仕分けすると、迷わず選べます。

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覚え方

  • ダミー・アクティビティ・フリーフロート・クリティカルパスはネットワーク手法の用語。ガントチャートだけ別系統(バーチャート)
  • ガントチャートは横棒で進捗が分かるが、作業の前後関係やクリティカルパスは読めない
  • ダミーは所要日数ゼロの仮想矢印で前後関係だけを示す
  • クリティカルパスは全体工期を決める最長の経路。フリーフロートは後続に影響しない余裕時間

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理解度チェック

Q.

ガントチャートは、ネットワーク手法の一部を構成する用語である。〇か×か。

×。ガントチャートは横棒グラフ式の工程表(バーチャート系)で、ネットワーク手法とは別系統です。

Q.

クリティカルパスは、全体の工期を決める最も余裕のない経路である。〇か×か。

クリティカルパスは工期を左右する経路で、ネットワーク手法の中心的な考え方です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • ネットワーク工程表の用語(ダミー・アクティビティ・フリーフロート・クリティカルパス)とガントチャート(バーチャート系)の区別:工程管理の基礎
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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