建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 令和2年
  5. > No.15 木造軸組工法の接合金物

令和2年度 二級建築士 施工 No.15を解説、木造軸組工法の接合金物に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.15は、木造軸組工法における接合金物とその用途の組合せに関する問題です。5つの組合せのうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

かど金物、短ざく金物、かね折り金物、折曲げ金物、ひねり金物の用途が並びます。判断の決め手は、小屋組の隅角部の補強に使う金物の名前です。

引っかけの核心は、小屋組の隅角部の補強を「折曲げ金物」としているところにあります。この役目は別の金物が担います。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが誤っている組合せ)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) かど金物は、引張りを受ける柱の上下の接合に用います。
2 ○(正しい) 短ざく金物は、上下階の柱相互の接合に用います。
3 ○(正しい) かね折り金物は、通し柱と胴差の取り合いに用います。
4 ×(誤り) 小屋組の隅角部の補強に用いるのは火打金物です。折曲げ金物ではありません。
5 ○(正しい) ひねり金物は、垂木と軒桁の接合に用います。

選択肢4は、小屋組の隅角部の補強を折曲げ金物とした点が誤りで、正しくは火打金物を用います。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

小屋組や床組は、上から見ると四角い枠です。地震や台風の水平な力を受けると、この四角がひし形にゆがもうとします。これを止めるのが、隅に斜めに渡す部材です。

木造軸組工法では、この小屋組や床組の隅角部を補強する構造金物が火打金物(火打ち)です。隅に斜めの火打ちを入れて、水平面の変形を防ぎます。

選択肢4は、この役目を「折曲げ金物」としていますが、隅角部の補強を担うのは火打金物です。折曲げ金物はL字に折り曲げた金物で、部材どうしを直角に留めるのに使う別物です。隅角部の水平補強=火打金物と覚えれば、選択肢4の誤りに気づけます。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • 小屋組・床組の隅角部の補強は火打金物(折曲げ金物ではない)
  • かど金物=引張りを受ける柱の上下/短ざく金物=上下階の柱相互/かね折り金物=通し柱と胴差
  • ひねり金物=垂木と軒桁の接合(吹上げに抵抗)

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

小屋組の隅角部の補強には、折曲げ金物を用いる。〇か×か。

×。小屋組の隅角部の補強には火打金物を用います。水平面の変形(ひし形へのゆがみ)を防ぎます。

Q.

ひねり金物は、垂木と軒桁の接合に用いる。〇か×か。

。ひねり金物は、垂木と軒桁の接合に用い、風の吹上げに抵抗します。

令和2年 二級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和2年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 火打金物(床組・小屋組の隅角部の補強)・かど金物・短ざく金物・かね折り金物・ひねり金物の用途:木造軸組工法住宅の接合金物(Zマーク表示金物等)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>