建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 令和4年
  5. > No.11 コンクリートの打込み

令和4年度 二級建築士 施工 No.11を解説、コンクリートの打込みの不適当を見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和4年度 二級建築士試験 学科IV(建築施工)No.11は、コンクリートの打込み・打継ぎに関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題で問われていること

  1. コンクリートポンプの輸送管の保持
  2. 異なる2つの工場のコンクリートの取扱い
  3. 降雪時の打込み後の養生
  4. 柱・壁と梁・スラブを打ち込む順序
  5. 打継ぎ部の処理(メタルラス等)

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの選択肢で問われている事項を整理したものです。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

柱・壁を打ち込んだあと、続けて梁・スラブまで一度に連続して打ち込むのは不適当です。柱・壁のコンクリートが沈降して落ち着くのを待ってから梁・スラブを打たないと、沈みひび割れが生じるんですね。よって選択肢4が誤りです。

輸送管の保持、2工場のコンクリートの取扱い、降雪時の養生、打継ぎ部の処理は、いずれも適切です。柱・壁の沈降を待ってから梁・スラブを打つと押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) ポンプの輸送管は、型枠・配筋に振動が直接伝わらないよう支持台等で保持する。適切。
2 ○(正しい) 異なる2つの工場のコンクリートを、同一打込み区画に用いない。適切。
3 ○(正しい) 降雪が予想されるときは、打込み後のコンクリートを養生する。適切。
4 ×(誤り) 柱・壁の沈降を待たず梁まで連続打込みは沈みひび割れの原因。
5 ○(正しい) 打継ぎ部にはメタルラス等を用いて処理する。適切。

選択肢4は、柱・壁と梁を連続して一度に打ち込む点が誤りで、柱・壁の沈降を待ってから梁・スラブを打ちます。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

選択肢4は「柱・壁のコンクリートを打ち込んだ後、続けて梁・スラブまで一度に打ち込んだ」という記述です。打込みの順序が論点です。

柱や壁のように高さのある部材にコンクリートを打ち込むと、打込み直後はまだ柔らかく、自重で少しずつ沈降(セトリング)します。この沈降が落ち着く前に、続けて上の梁・スラブまで打ち込むと、あとから柱・壁が沈んだときに、梁・スラブとの境目で沈みひび割れが生じてしまいます。そのため、柱・壁を打ち込んだらいったん沈降を待ってから、梁・スラブを打ち込むのが正しい手順です。

残りの記述、輸送管の保持・2工場のコンクリートの取扱い・降雪時の養生・打継ぎ部の処理は、いずれも適切です。「背の高い部材は沈む→落ち着いてから上を打つ」と覚えておきましょう。柱・壁の沈降を待ってから梁・スラブを打つ(沈みひび割れ防止)と押さえましょう。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • 柱・壁を打ったら=いったん沈降を待ってから梁・スラブを打つ
  • 連続して一度に打つと、沈みひび割れの原因になる
  • 異なる2工場のコンクリートを同一打込み区画に混ぜて用いない
  • ポンプ輸送管は型枠・配筋に振動が伝わらないよう保持する

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

Q.

柱・壁と梁・スラブは一度に連続して打ち込んでよい?

いけません。柱・壁のコンクリートが沈降して落ち着くのを待ってから、梁・スラブを打ち込みます。連続して打つと沈みひび割れの原因になります。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 二級建築士試験 学科の試験 学科IV(建築施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書(JASS 5 鉄筋コンクリート工事・打込み)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>