この記事の要点
地下工事の掘削中に地下水が湧いてくる問題を「湧水」という。ウェルポイント工法はこれを真空ポンプで強制排水する方法で、掘削深さが浅いケースに向いている。
深さ別の適用条件とディープウェル工法との使い分けを整理する。
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
ウェルポイント工法は、地下水を排水する方法の1つです。
にウェルポイント(吸水菅)を取り付けたパイプを地盤中に打ち込み、真空ポンプで地下水を排水します。
似た用語でディープウェル工法があります。
今回は、ウェルポイント工法の意味、深さ、ディープウェル工法との違いについて説明します。
※なお、地盤の地下水位置を正確に調べるためには、無水掘りが必要です。
無水掘りの意味は、下記が参考になります。
無水掘りとは?ボーリング調査との関係と清水掘りとの違い・適用地盤条件
100円から読める!ネット不要!印刷しても読みやすいPDF記事はこちら⇒ いつでもどこでも読める!広告無し!建築学生が学ぶ構造力学のPDF版の学習記事
ウェルポイント工法とは、地下水を排水する方法の1つです。
ウェルポイント工法は、ウェルポイントという吸水管を取り付けたパイプを地盤中に打ち込み、真空ポンプを用いて強制的に排水します。
下図を見てください。
吸水するパイプの径は、比較的細いです。
このウェルポイントを多数地盤へ打ち込みます。
各ウェルポイントから吸水された水は、集水管を通って排水されます。
地下水位が浅い地盤は、地盤の耐力が低いこと、地下工事が難しいなどのデメリットがあります。
基礎をつくるため、地盤は必ず掘削します。
地下工事をスムーズに進めるために、ウェルポイント工法など、地下水の排水が行われます。
※地盤耐力については、下記が参考になります。
なお、ウェルポイント工法は透水性の悪い粘土質地盤では行いません。※粘土質地盤の意味は、下記が参考になります。
砂質地盤とは|読み方・粘土地盤との違い・液状化リスク(さしつじばん)
ウェルポイント工法で可能な地下水位の深さは、最大で10m程度です。但し、実務上は5~6m程度が限界です。
ウェルポイント工法とディープウェル工法の違いを、下記に整理しました。
ウェルポイント工法 ⇒ ウェルポイント(吸水管)を先端に取り付けたパイプを多数、地盤に打ち込み、地下水を強制排水する方法。パイプの径は100mm程度。
ディープウェル工法 ⇒ 200~600mm程度の井戸を地盤深くに掘る(深井戸)。この深井戸内に流入する地下水を、ポンプで強制排水する方法。重力で地下水を深井戸に集めるため、重力排水工法ともいう。※下記が参考になります。
ディープウェル工法とは?1分でわかる意味、ウェルポイント工法との違い
混同しやすい用語
ウェルポイント工法を整理した表を示します。
| 項目 | ウェルポイント工法 | ディープウェル工法 |
|---|---|---|
| 方式 | 吸水管を多数打ち込み真空ポンプで排水 | 深井戸を掘りポンプで重力排水 |
| 対応深さ | 最大10m(実務上5〜6m) | 10m以上の深い地下水位に対応 |
| 適用地盤 | 砂質地盤(透水性良好な地盤) | 透水性の高い砂礫層など |
今回はウェルポイント工法について説明しました。
意味が理解頂けたと思います。
ウェルポイント工法は、地下水の排水工法の1つです。
地下水は、地盤の耐力を低下させ、地下工事を難しくします。
地下工事をスムーズに行うために、ウェルポイント工法などが必要です。
※地下水位の正確な位置は、無水掘りで確認します。
無水掘りの意味は、下記の記事が参考になります。
無水掘りとは?ボーリング調査との関係と清水掘りとの違い・適用地盤条件
ディープウェル工法とは?1分でわかる意味、ウェルポイント工法との違い
【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット
この記事の内容を○×クイズで確認する
この記事で学んだ内容は、無料の○×問題集でも確認できます。
意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言