建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 施工
  4. 令和元年
  5. > No.16 防水工事等

令和元年度 一級建築士 施工 No.16を解説、アスファルトプライマーの乾燥を見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和元年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.16は、防水工事等に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

防水工事では、下地の入隅・出隅、プライマーやルーフィングの施工、塗膜防水、屋上緑化の耐根層が問われます。とくにアスファルトプライマーを塗ってからルーフィングを張るまでの手順が要点です。

核心はプライマーの乾燥です。アスファルトプライマーは、塗布後に乾燥を確認してからルーフィングを張り付けます。30〜60分程度の経過では乾燥が不十分なことがあります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

防水工事は、下地の入隅出隅・プライマーの乾燥・ルーフィングの重ね幅などの手順で差がつきます。JASS8に沿った参考書で工法別に整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 合成高分子系シート防水の下地は、入隅を直角とし、出隅は45度の面取りとします。出隅で防水層が突っ張って切れるのを防ぐためです。適当な記述です。
2 ×(最も不適当) アスファルトプライマーは、塗布後に乾燥を確認してからルーフィングを張り付けます。30〜60分程度の経過で1層目を張り付けるのは、乾燥が不十分なことがあり不適当です。
3 ○(適当) 塗膜防水でウレタンゴム系防水材を用い、その仕上げを軽歩行用の仕上塗料とするのは、バルコニー等の用途に適した妥当な仕様です。適当な記述です。
4 ○(適当) 屋上緑化では、植物の根が防水層を傷めないよう、耐根層を防水層の直上部に設けます。適当な記述です。

選択肢2は、アスファルトプライマーの塗布後30〜60分程度でルーフィングを張り付けるとした点が誤りで、乾燥を確認してから張り付けます。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

アスファルトプライマーは、下地とアスファルト防水層の接着をよくするために、最初に塗る下塗り材です。プライマーが乾かないうちにルーフィングを張ると、接着不良やふくれの原因になります。

プライマーは、塗布後に乾燥(指触乾燥など、所定の乾燥状態)を確認してから、ルーフィング類を張り付けます。塗布後30〜60分程度の経過では、気象条件によっては乾燥が不十分なことがあり、乾燥の確認を経ずに張り付ける手順は適切ではありません。

選択肢2は、30〜60分程度の経過で1層目のルーフィングを張り付けるとしています。乾燥の確認という前提を欠いているので、最も不適当です。

施工を得点源にするなら、一級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • アスファルトプライマー=塗布後に乾燥を確認してからルーフィングを張る。乾く前・乾燥不十分での張付けは不可
  • 合成高分子系シート防水の下地=入隅は直角、出隅は45度の面取り
  • ウレタンゴム系塗膜防水=軽歩行用は仕上塗料で仕上げる(バルコニー等)
  • 屋上緑化=防水層の直上に耐根層を設けて根の貫通を防ぐ

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

アスファルトプライマーを塗ったあと、ルーフィングはいつ張り付ける?

プライマーの乾燥を確認してから張り付けます。塗布後30〜60分程度では乾燥が不十分なことがあります。

Q.

合成高分子系シート防水の下地で、入隅・出隅はどう処理する?

入隅は直角、出隅は45度の面取りとします。

令和元年 一級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書JASS8・公共建築工事標準仕様書(防水工事=プライマー・下地・塗膜防水・耐根層)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>