建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 構造
  4. 平成28年
  5. > No.10 木造建築物の部材

平成28年度 二級建築士 構造 No.10を解説、木造建築物の部材に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.10は、木造建築物の部材等の名称とその説明の組合せに関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

回り縁、広小舞、落し掛け、谷木、無目の名称と説明の組合せが問われます。決め手は、回り縁の説明が正しいかです。

引っかけの核心は、回り縁の説明です。選択肢1は「回り縁=鴨居の上端に水平に取り付ける部材」としていますが、回り縁は天井と壁が接する部分に取り付ける見切り材です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

建築構造ポケットブック

建築構造ポケットブック

構造は数値や公式が多い分野です。高さ・面積・荷重・断面などを1冊で引けると、問題演習の確認が早くなります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(不適当) 回り縁は天井と壁が接する部分の見切り材です。鴨居の上端に取り付ける部材とした点が誤りです。
2 ○(正しい) 広小舞は、垂木の振れ止め及び軒先の瓦の納まりを目的として、垂木の先端に取り付ける幅の広い部材です。正しい組合せです。
3 ○(正しい) 落し掛けは、床の間の前面垂れ壁の下端に取り付ける部材です。正しい組合せです。
4 ○(正しい) 谷木は、流れの向きが異なる2つの屋根面が交わる谷状の部分を支える隅木です。正しい組合せです。
5 ○(正しい) 無目は、鴨居及び敷居と同じ位置に設ける、建具用の溝のない部材です。正しい組合せです。

選択肢1は、回り縁を鴨居の上端に取り付ける部材とした点が誤りで、回り縁は天井と壁の見切り材です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢1のポイント

回り縁は、天井の周囲、天井と壁が接する部分に取り付ける細い見切り材です。天井と壁の取り合いをきれいに納める役割があります。

鴨居の上端に水平に取り付ける部材は、一般に長押(なげし)などで、回り縁とは別のものです。選択肢1は取り付け位置を取り違えています。

選択肢1は回り縁を鴨居の上端としていますが、回り縁は天井回りです。「回り縁は天井と壁の見切り材」と押さえます。

構造を得点源にするなら、科目別おすすめ本(構造力学)二級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • 回り縁は天井と壁が接する部分の見切り材(鴨居の上端の部材ではない)
  • 広小舞は垂木の先端に取り付ける幅の広い部材
  • 落し掛けは床の間の前面垂れ壁の下端の部材
  • 無目は鴨居・敷居と同じ位置の溝のない部材

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

回り縁は、鴨居の上端に水平に取り付ける部材である。〇か×か。

×。回り縁は天井と壁が接する部分の見切り材

Q.

流れの向きが異なる2つの屋根面が交わる谷状の部分を支える隅木を何というか。

谷木

平成28年 二級建築士 構造 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅲ(建築構造)問題」
  • 木造建築物の部材(回り縁は天井と壁の見切り材、広小舞、落し掛け、谷木、無目):建築工事標準仕様書ほか
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>