建築学生が学ぶ構造力学

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平成28年度 二級建築士 構造 No.25を解説、建築材料に関する誤りを見抜くポイント

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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.25は、建築材料に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

パーティクルボード、粘土がわら、構造用合板、チタン板、押出成形セメント板が問われます。決め手は、パーティクルボードの材料と耐火性です。

引っかけの核心は、選択肢1「パーティクルボードは、木材などの植物質繊維を加圧成形した板材で、耐火性に優れている」です。パーティクルボードは木材の小片(削片)を接着剤で加圧成形した木質系材料で、可燃性であり耐火性に優れません。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(不適当) パーティクルボードは木材の小片を加圧成形した木質系材料で、可燃性です。植物質繊維で耐火性に優れるとした点が誤りです。
2 ○(正しい) 粘土がわらは、JISで曲げ破壊荷重の下限値及び吸水率の上限値が定められています。正しい。
3 ○(正しい) 構造用合板は、JASで接着の程度について特類と1類に分類されます。正しい。
4 ○(正しい) チタン板は、一般に、耐久性・耐食性に優れ、銅板に比べて軽量です。正しい。
5 ○(正しい) 押出成形セメント板は、主として建築物の非耐力外壁や間仕切壁に使用されます。正しい。

選択肢1は、パーティクルボードを植物質繊維で耐火性に優れるとした点が誤りで、木材の小片を加圧成形した木質系材料で可燃性です。

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選択肢1のポイント

パーティクルボードは、木材を小さな削片(パーティクル)にして、接着剤で加圧成形した板材です。植物質繊維を成形した繊維板(ファイバーボード)とは、原料の形が違います。

木質系材料なので可燃性で、耐火性に優れる材料ではありません。耐火性を期待して使う板材ではありません。

選択肢1は植物質繊維で耐火性に優れるとしていますが、木片を用いた可燃性の材料です。「パーティクルボードは木片で可燃性」と押さえます。

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覚え方

  • パーティクルボードは木材の小片(削片)を加圧成形した木質系材料で可燃性(植物質繊維で耐火性に優れるものではない)
  • 粘土がわらはJISで曲げ破壊荷重の下限値・吸水率の上限値を規定
  • 構造用合板はJASで特類と1類に分類
  • チタン板は耐食性に優れ銅板より軽量

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理解度チェック

Q.

パーティクルボードは、植物質繊維を加圧成形した板材で、耐火性に優れている。〇か×か。

×。木材の小片を加圧成形した木質系材料で可燃性

Q.

構造用合板は、JASで接着の程度についてどのように分類されるか。

特類と1類

平成28年 二級建築士 構造 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅲ(建築構造)問題」
  • 建築材料(パーティクルボードは木片で可燃性、粘土がわら、構造用合板、チタン板):JIS・JASほか。
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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