建築学生が学ぶ構造力学

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平成28年度 二級建築士 施工 No.21を解説、設備工事に関する誤りを見抜くポイント

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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.21は、設備工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

屋外排水管の勾配、上向き給水管方式の配管勾配、雨水立て管の接続、温水床暖房の樹脂管、ガス漏れ警報器の位置が並びます。判断の決め手は、雨水を流す立て管をどの系統につなぐかです。

引っかけの核心は、雨水立て管をトラップを介して汚水排水管に連結しているところです。雨水立て管は汚水排水管や通気管と連結せず、単独の系統とします。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 管径75mmの屋外排水管の主管の勾配を1/100とするのは適切です。
2 ○(正しい) 上向き給水管方式の給水横走り管を、先上がりの均一な勾配で配管するのは適切です。
3 ×(最も不適当) 雨水立て管は、汚水排水管や通気管と連結してはなりません。トラップの有無にかかわらず、単独の系統とします。
4 ○(正しい) 温水床暖房の埋設放熱管を樹脂管とし、接合をメカニカル継手とするのは適切です。
5 ○(正しい) 空気より軽い都市ガスのガス漏れ警報器の検知器を、天井面から下方30cmの位置に取り付けるのは適切です。

選択肢3は、雨水立て管を汚水排水管や通気管に連結している点が誤りで、雨水立て管は単独の系統とします。

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選択肢3のポイント

雨水立て管は、屋根やバルコニーに降った雨水を集めて流す配管です。ふだんは水が流れておらず、大雨のときだけ一気に満水になります。

これを汚水排水管や通気管につなぐと、大雨時の急な満水で管内の圧力が変化し、器具のトラップの封水を破って室内へ下水の臭気を逆流させます。だから雨水立て管は単独の系統とし、汚水排水管・通気管とは連結しません。

選択肢3は「トラップを介して汚水排水管に連結」としていますが、途中にトラップを設けても系統を分ける原則は変わりません。ここが誤りです。雨水は雨水だけの経路で流します。

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覚え方

  • 雨水立て管は汚水排水管・通気管と連結しない(単独系統)
  • 管径75mmの屋外排水主管の勾配は1/100
  • 上向き給水管方式の横走り管は先上がりの均一勾配
  • 空気より軽い都市ガスの検知器は天井面から下方30cm

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理解度チェック

Q.

雨水立て管は、トラップを介せば汚水排水管に連結してよい。〇か×か。

×。雨水立て管は、トラップの有無にかかわらず汚水排水管や通気管と連結してはなりません。単独の系統とします。

Q.

空気より軽い都市ガスのガス漏れ警報器の検知器は、天井面から下方30cmの位置に取り付けてよい。〇か×か。

。空気より軽い都市ガスは上部にたまるため、検知器は天井面から下方30cmの位置に取り付けます。適切です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 雨水立て管の単独系統・排水管の勾配・ガス漏れ警報器の位置:SHASE-S 給排水衛生設備規準・ガス漏れ警報設備の基準
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

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