建築学生が学ぶ構造力学

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令和元年度 二級建築士 施工 No.3を解説、材料の保管に関する誤りを見抜くポイント

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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.3は、材料の保管に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

砂利の床、シーリング材の密封保管、タイルユニットのシート養生、押出成形セメント板の積み方、断熱材の屋外保管が並びます。判断の決め手は、発泡プラスチック系断熱材を屋外でどう覆うかです。

引っかけの核心は、断熱材を黒色のシートで密着させて覆っているところです。黒色シートは日射熱を吸収して高温になり、断熱材が変質するおそれがあります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 砂利の保管で床を周囲地盤より高くし水勾配を設けるのは、泥土で汚れないための処置として適切です。
2 ○(正しい) シーリング材を高温多湿・凍結を避け、直射日光や雨露の当たらない場所に密封保管するのは適切です。
3 ○(正しい) 型枠先付け工法のタイルユニット等を、直射日光や雨水を避けてシート養生するのは適切です。
4 ○(正しい) 押出成形セメント板を屋内の平坦で乾燥した場所に、台木を使い高さ1.0mに積んで保管するのは適切です。
5 ×(最も不適当) 黒色のシートは日射熱を吸収して高温になり、発泡プラスチック系断熱材が変質するおそれがあります。日射を避けるなら熱をためにくいシートで覆い、通気を確保します。

選択肢5は、断熱材を黒色シートで密着させて覆うとした点が誤りで、日射熱がこもって変質するおそれがあります。日射を避けつつ通気を確保します。

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選択肢5のポイント

発泡プラスチック系の断熱材は、熱に弱いのが弱点です。長時間高温にさらされると、表面が縮んだり反ったりして寸法が変わり、断熱材として使えるかどうかに関わります。屋外保管では、この高温をどう避けるかが問われます。

黒色のシートは日射をよく吸収するので、下にこもる熱が高くなります。断熱材へ密着させて覆うと、内側が高温になって変質を招きます。日射を避ける目的なら、熱をためにくい色や材質のシートを使い、内部に熱がこもらないよう通気を確保します。

選択肢5は黒色シートで密着させて覆うとしていますが、これは日射熱を集めて断熱材を高温にするので誤りです。「黒=熱を吸う」と結び付けて覚えておくと、この手の問題で迷いません。

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覚え方

  • 断熱材の屋外保管は黒色シートで密着させない(日射熱で高温・変質)
  • 砂利は床を地盤より高くして水勾配(泥で汚さない)
  • シーリング材は高温多湿・凍結・直射日光・雨露を避けて密封
  • 押出成形セメント板は屋内の平坦・乾燥した場所に台木で1.0mまで積む

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理解度チェック

Q.

発泡プラスチック系断熱材を屋外に保管するとき、黒色のシートを密着させて覆えばよい。〇か×か。

×。黒色シートは日射熱を吸収して高温になり、断熱材が変質するおそれがあります。日射を避けつつ通気を確保します。

Q.

シーリング材は、高温多湿や凍結を避け、直射日光や雨露の当たらない場所に密封して保管する。〇か×か。

。シーリング材は密封し、高温多湿・凍結・直射日光・雨露を避けて保管します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 発泡プラスチック系断熱材の保管(日射・高温を避ける)・押出成形セメント板の保管:JASS 各工事標準仕様
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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