建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 令和元年
  5. > No.18 左官・タイル・石工事

令和元年度 二級建築士 施工 No.18を解説、左官・タイル・石工事に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.18は、左官・タイル・石工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

せっこうプラスターの使用時間、セルフレベリング材の突起処理、改良圧着張り、内壁タイルの接着剤張り、屋内床の石張りが並びます。判断の決め手は、接着剤張りのときに下地面へ吸水調整材を塗るかどうかです。

引っかけの核心は、接着剤張りの下地面に吸水調整材を塗布するとしているところです。吸水調整材は下地面と接着剤の密着を妨げるので、接着剤張りでは塗布しません。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) せっこうプラスターの上塗りを、加水後1時間以内に使用するのは、硬化前に塗り終える手順として適切です。
2 ○(正しい) セルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部や気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取るのは、仕上げ面を平滑にする手順として適切です。
3 ○(正しい) 改良圧着張りで、下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付けるのは適切です。
4 ×(最も不適当) 内壁タイルの接着剤張りでは、下地面に吸水調整材を塗布しません。塗布すると接着剤の接着を妨げます。
5 ○(正しい) 屋内床の石張りで、敷きモルタルの調合を容積比セメント1:砂4とするのは適切です。

選択肢4は、接着剤張りの下地面に吸水調整材を塗布するとした点が誤りで、正しくは塗布しません。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

吸水調整材は、モルタルを塗る前に下地に塗り、下地がモルタルの水分を吸いすぎるのを抑えるための材料です。モルタル塗りの下地処理として使うのが本来の役目です。

一方、内壁タイルの接着剤張りで使う有機系接着剤は、下地の表面に直接密着して固まります。ここに吸水調整材の膜があると、接着剤が下地になじまず、接着力が落ちます。接着剤張りでは、下地面に吸水調整材を塗布してはなりません。

選択肢4は接着剤張りで吸水調整材を塗るとしていますが、これはモルタル塗りの下地処理と取り違えているので誤りです。吸水調整材はモルタル用、接着剤張りには使わない、と区別しておくと迷いません。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • 接着剤張りは下地に吸水調整材を塗らない(接着不良になる)
  • 吸水調整材はモルタル塗りの下地処理に用いる(役目を区別する)
  • せっこうプラスターの上塗りは加水後1時間以内に使い切る
  • 改良圧着張りは下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗る

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

内壁タイルの接着剤張りでは、張付け前に下地面へ吸水調整材を塗布する。〇か×か。

×。接着剤張りでは吸水調整材を塗布しません。塗ると接着剤の接着を妨げます。

Q.

改良圧着張りでは、下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付ける。〇か×か。

。改良圧着張りは下地面とタイル裏面の両方にモルタルを塗ってから張り付けます。

令和元年 二級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 接着剤張り・吸水調整材・改良圧着張り・石張り:JASS 15 左官工事、JASS 19 陶磁器質タイル張り工事
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>