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令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.18は、左官・タイル・石工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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せっこうプラスターの使用時間、セルフレベリング材の突起処理、改良圧着張り、内壁タイルの接着剤張り、屋内床の石張りが並びます。判断の決め手は、接着剤張りのときに下地面へ吸水調整材を塗るかどうかです。
引っかけの核心は、接着剤張りの下地面に吸水調整材を塗布するとしているところです。吸水調整材は下地面と接着剤の密着を妨げるので、接着剤張りでは塗布しません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | せっこうプラスターの上塗りを、加水後1時間以内に使用するのは、硬化前に塗り終える手順として適切です。 |
| 2 | ○(正しい) | セルフレベリング材の硬化後、打継ぎ部や気泡跡周辺の突起をサンダーで削り取るのは、仕上げ面を平滑にする手順として適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | 改良圧着張りで、下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付けるのは適切です。 |
| 4 | ×(最も不適当) | 内壁タイルの接着剤張りでは、下地面に吸水調整材を塗布しません。塗布すると接着剤の接着を妨げます。 |
| 5 | ○(正しい) | 屋内床の石張りで、敷きモルタルの調合を容積比セメント1:砂4とするのは適切です。 |
選択肢4は、接着剤張りの下地面に吸水調整材を塗布するとした点が誤りで、正しくは塗布しません。
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吸水調整材は、モルタルを塗る前に下地に塗り、下地がモルタルの水分を吸いすぎるのを抑えるための材料です。モルタル塗りの下地処理として使うのが本来の役目です。
一方、内壁タイルの接着剤張りで使う有機系接着剤は、下地の表面に直接密着して固まります。ここに吸水調整材の膜があると、接着剤が下地になじまず、接着力が落ちます。接着剤張りでは、下地面に吸水調整材を塗布してはなりません。
選択肢4は接着剤張りで吸水調整材を塗るとしていますが、これはモルタル塗りの下地処理と取り違えているので誤りです。吸水調整材はモルタル用、接着剤張りには使わない、と区別しておくと迷いません。
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内壁タイルの接着剤張りでは、張付け前に下地面へ吸水調整材を塗布する。〇か×か。
×。接着剤張りでは吸水調整材を塗布しません。塗ると接着剤の接着を妨げます。
改良圧着張りでは、下地面とタイル裏面の双方に張付けモルタルを塗り付ける。〇か×か。
〇。改良圧着張りは下地面とタイル裏面の両方にモルタルを塗ってから張り付けます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
