建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 令和2年
  5. > No.6 木造住宅の基礎工事

令和2年度 二級建築士 施工 No.6を解説、木造住宅の基礎工事に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.6は、木造住宅の基礎工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

べた基礎の立上り高さ、布基礎の配筋、床下防湿コンクリート、ねこ土台の換気孔、そして寒い時期の型枠(せき板)の存置期間が問われます。判断の決め手は、気温と型枠の存置期間の関係です。

引っかけの核心は、気温10〜12℃という「15℃より低い」条件を見落として、暖かい時期と同じ存置期間でよいと判断してしまうところにあります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) べた基礎の立上り部分の上端までの高さは、地面から300mm以上とします。400mmは適切です。
2 ○(正しい) 布基礎の底盤部分の主筋にD10を用い、間隔300mmとするのは一般的な配筋です。
3 ○(正しい) 布基礎の床下防湿コンクリートは、厚さ60mm以上とします。盛土・突固め後の施工も適切です。
4 ○(正しい) ねこ土台の床下換気は、外周部の土台全周にわたり1m当たり有効面積75cm²以上とします。
5 ×(誤り) 気温10〜12℃(15℃未満)では、せき板の存置期間は5日以上が必要です。3日は不足です。

選択肢5は、せき板の存置期間を3日とした点が誤りで、気温15℃未満では5日以上の存置が必要です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢5のポイント

コンクリートは、気温が低いほど固まる(強度が出る)のに時間がかかります。そのため、型枠のうち側面のせき板をいつ外せるかは、気温によって変わります。

木造住宅工事仕様書では、普通ポルトランドセメントを使う基礎の場合、せき板の存置期間を、平均気温が15℃以上なら3日5℃以上15℃未満なら5日としています。

選択肢5は気温が「10〜12℃の日が続いた」とあり、これは15℃未満です。したがって存置期間は5日以上が必要で、3日では足りません。ここが誤りです。

もし気温が15℃以上であれば、3日でも問題ありませんでした。気温の数字を見て、どちらの区分に入るかを判断するのがポイントです。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • 普通ポルトランドセメントのせき板存置期間は、気温15℃以上で3日・5℃以上15℃未満で5日(寒いほど長い)
  • べた基礎の立上り高さは地面から300mm以上/床下防湿コンクリートは厚さ60mm以上
  • ねこ土台の床下換気は、外周の土台全周にわたり1m当たり有効面積75cm²以上

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

普通ポルトランドセメントを用いた基礎で、平均気温が10〜12℃の場合、せき板の存置期間は3日でよい。〇か×か。

×。15℃未満なので、せき板の存置期間は5日以上が必要です。3日でよいのは15℃以上のときです。

Q.

べた基礎の立上り部分の上端までの高さは、地面から300mm以上とする。〇か×か。

。地面から基礎の立上り上端までの高さは300mm以上とします。設問の400mmは適切です。

令和2年 二級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和2年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • せき板の存置期間(普通ポルトランドセメント・気温15℃以上3日/5℃以上15℃未満5日):住宅金融支援機構「木造住宅工事仕様書」
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>