建築学生が学ぶ構造力学

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令和3年度 二級建築士 施工 No.6を解説、木造布基礎の各部寸法に関する誤りを見抜くポイント

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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.6は、木造住宅の布基礎の各部寸法に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

布基礎の立上り部分の厚さ、地面からの高さ、根入れ深さ、底盤の幅、アンカーボルトの埋込み長さの一般的な寸法が問われます。判断の決め手は根入れ深さです。

引っかけの核心は、根入れ深さです。布基礎の根入れ深さは240mm以上とします(平成12年建設省告示第1347号)。基礎を地中に十分入れて、安定した地盤で支えるためです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) A(立上り部分の厚さ)150mmは適切です。立上りの厚さは120mm以上とします。
2 ○(正しい) B(地面から基礎上端までの高さ)400mmは適切です。立上りの地上高さは300mm以上とします。
3 ×(誤り) C(根入れ深さ)を200mmとした点が誤り。布基礎の根入れ深さは240mm以上です。
4 ○(正しい) D(底盤の幅)450mmは適切です。底盤の幅は地盤の許容応力度等に応じて定めます。
5 ○(正しい) E(ホールダウン専用アンカーボルトM16の埋込み長さ)360mmは適切です。

選択肢3は、根入れ深さを200mmとした点が誤りで、布基礎の根入れ深さは240mm以上です。

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選択肢3のポイント

根入れ深さとは、基礎を地中に入れた深さ(地面から基礎の底盤までの深さ)のことです。布基礎では240mm以上とします(告示第1347号)。

根入れが浅いと、地表近くの軟らかい土や、凍結・乾湿のくり返しの影響を受けて、基礎が不安定になります。十分な深さまで根入れすることで、変化の少ない安定した地盤に基礎を支持させます。

選択肢3は根入れ深さを「200mm」としていますが、200mmでは不足で、正しくは240mm以上です。他のA・B・D・Eの寸法は適切なので、Cの数値不足を見抜けるかが分かれ目です。

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覚え方

  • 布基礎の根入れ深さは240mm以上・底盤の厚さは150mm以上(告示第1347号)
  • 立上り部分は地上高さ300mm以上・厚さ120mm以上
  • 立上りの上端と下部の底盤に、径12mm以上の異形鉄筋を1本以上配置する

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理解度チェック

Q.

木造住宅の布基礎の根入れ深さは、200mmとすればよい。〇か×か。

×。布基礎の根入れ深さは240mm以上です。200mmでは不足します。

Q.

布基礎の立上り部分の地上高さは、300mm以上とする。〇か×か。

。立上りの地上高さは300mm以上、厚さは120mm以上とします。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和3年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 布基礎の根入れ深さは240mm以上・底盤の厚さ150mm以上・立上りは地上高さ300mm以上厚さ120mm以上:建築物の基礎の構造方法及び構造計算の基準(平成12年建設省告示第1347号)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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