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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.14は、外壁のALCパネル工事及び押出成形セメント板工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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ALCパネルの目地とシーリング、押出成形セメント板の目地幅・損傷補修・取付け工法が問われます。判断の決め手は、押出成形セメント板の横張り工法での取付け方です。
引っかけの核心は、横張り工法での取付け方です。押出成形セメント板は、地震時の層間変形にパネル自身が動いて追従します。横張り工法では、パネルがスライドして変形を吸収するので、スライドできるように取り付けます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 雨掛り部分のALCパネルの目地には、シーリング材を充填します。 |
| 2 | ○(正しい) | ALCパネルの短辺小口相互の接合部の目地は伸縮調整目地とし、特記がなければ目地幅は10mmとします。 |
| 3 | ○(正しい) | 押出成形セメント板の出隅・入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とし、特記がなければ目地幅は15mmとします。 |
| 4 | ○(正しい) | 押出成形セメント板の損傷が、構造耐力や防水性能に影響のない軽微なものであれば、補修して使用できます。 |
| 5 | ×(誤り) | 横張り工法で取付け金物をスライドしないように取り付けた点が誤り。スライドできるように取り付けます。 |
選択肢5は、横張り工法の取付け金物をスライドしないように取り付けた点が誤りで、正しくはパネルがスライドできるように取り付けます。
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押出成形セメント板(ECP)は、地震などで建物の階と階がずれる「層間変形」が起きたとき、パネル自身が動いて変形に追従するように取り付けます。パネルを固く留めてしまうと、変形でパネルが割れてしまうからです。
追従のしかたは工法で異なります。横張り工法では、パネルが上下にスライドして変形を吸収します(スライド方式)。一方、縦張り工法では、パネルが回転するロッキングで吸収します。横張りなので、取付け金物(Zクリップ)はパネルがスライドできるように取り付けます。
選択肢5は「スライドしないように取り付けた」としていますが、スライドを止めると層間変形でパネルが破損します。横張り工法ではスライドできるように取り付けるのが正しい考え方です。
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押出成形セメント板を横張り工法で取り付けるとき、取付け金物はセメント板がスライドしないように取り付ける。〇か×か。
×。横張り工法はスライド方式なので、パネルがスライドして層間変形に追従できるように取り付けます。
押出成形セメント板の出隅・入隅のパネル接合目地は伸縮調整目地とし、特記がなければ目地幅を15mmとする。〇か×か。
〇。出隅・入隅の接合目地は伸縮調整目地とし、特記がなければ目地幅を15mmとします。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
