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階数とは?1分でわかる意味、定義、建築基準法の関係、階との違い、数え方

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階数とは、建築物のもつ階の最大の値です。「階数」自体の定義は、建築基準法に明記ありませんが、法律内でも、この意味で使われています。なお、建築基準法施行令2条1項八号の「階数」は、建築物の「階数の考え方」が明記されています。今回は、階数の意味、定義、建築基準法との関係、階との違い、数え方について説明します。


なお、似た用語で「層」があります。層と階、階数は異なる意味です。層は下記が参考になります。

建築物の層とは?1分でわかる意味、階との違い、使い方、構造計算との関係

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階数とは?

階数とは、建築物のもつ階の最大の値です。下図をみてください。5階建ての建築物ですね。階数は階の最大値です。5階建ての建物なら、階数は「5」です。階は、層と層の間の空間をいいます。層は、床のことです。

階数と階、層

階数は、階の最大値です。最上階の階の数が、そのまま階数です。なお、層は床のことです。層と層の間の空間を階と定義すれば、「階数、階、層」の違いが明確です。※層の意味は、下記の記事が参考になります。

建築物の層とは?1分でわかる意味、階との違い、使い方、構造計算との関係

階数の定義と建築基準法

建築基準法では、「階数」の定義はありません。その代り、法文では

などの表現があります。上記より階数は、「階の最大値」と考えられます。なお、建築基準法施行令2条1項八号に、「階数」の定義が示されています。但し、ここでの「階数」は建物の「階数の考え方」が規定されており、「階数とは何か?」明記されていません。


建築基準法施行令2条1項八号を下記に明記します(内容、表現を一部変えています)。


昇降機塔、装飾塔、物見塔など、建築物の屋上部分又は地階の倉庫、機械室に類する建築物の部分で、水平投影面積の合計がそれぞれ当該建築物の建築面積の八分の一以下のものは、当該建築物の階数に算入しない。


建築物の一部が吹抜きの場合、建築物の敷地が斜面又は段地である場合、建築物の部分で階数を異にする場合においては、これらの階数のうち最大なものによる。


例えば、屋上に上がるため塔屋を設けます。塔屋は壁に囲まれた空間ですが、面積の規模や用途に応じて、階数に含めないことができます。※水平投影面積、建築面積は下記の記事が参考になります。

水平投影面積とは?1分でわかる意味、計算法、法面

建ぺい率とは?1分でわかる意味、計算、用途地域、調べ方、バルコニー

階数と階、層の違い

階数と階、層の違いを下記に整理しました。


階数  階の最大値。最上階の階の数。

階   層と層の間の空間。1層~2層を1階、2層~3層を2階と数える。

層   床のこと


※層は、下記が参考になります。

建築物の層とは?1分でわかる意味、階との違い、使い方、構造計算との関係

階数の数え方

階数の数え方は簡単です。最上階の値が、そのまま階数です。なお、BF1などの「地階」がある場合、地階を含めた最上階の値が階数です。下図をみてください。左図は、地上5階建ての建物です。階数は5ですね。右図のように、地階が1階分あり、地上階が4階分ある場合、地下1階を「1」と考え、階数は「5」です。

階数の数え方

地階がある場合は、地階を含めることを忘れないでくださいね。地階については、後述しました。

階数と地階の関係

階数には、地階を含めます(上記をご参照ください)。


地階とは、

です。地階の詳細は、下記が参考になります。

地階とは?1分でわかる定義と1/3、意味、傾斜地、判定方法

避難階と階の関係

建築物には、火災などが発生した際に地上へ避難する階が必要です。これを避難階といいます。避難階は、建築基準法施行令13条1項一号に規定されます。


避難階の定義を下記に示します。


避難階 ⇒ 直接地上へ通ずる出入口のある階

まとめ

今回は階数について説明しました。意味が理解頂けたと思います。階数は、建築物のもつ最上階の値です。例えば、6階建ての建築物なら、階数は「6」です。階数の意味、階、層との違いも理解してくださいね。また、地階の有無で階数が変わります。地階、避難階の定義も理解しましょう。下記の記事も併せて参考にしてくださいね。

地階とは?1分でわかる定義と1/3、意味、傾斜地、判定方法

建築物の層とは?1分でわかる意味、階との違い、使い方、構造計算との関係

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