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平成28年度 一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)No.25は、建築物の免震構造・制振構造に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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積層ゴムのゴム1層の厚み、基礎免震の効果と変形、履歴減衰型ダンパー、免震部材の暴風時設計が問われます。決め手は、積層ゴムのゴム1層を厚くすると鉛直支持能力がどうなるかです。
引っかけの核心は、「積層ゴムのゴム1層の厚みを大きくすることは、鉛直支持能力を向上させるのに有効」としているところです。ゴム1層を厚くすると1次形状係数が小さくなり、鉛直支持能力は低下します。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(最も不適当) | ゴム1層を厚くすると鉛直支持能力は低下します。向上させるのに有効、とする点が誤りです。 |
| 2 | ○(正しい) | 基礎免震は上部構造の水平力を小さくできますが、免震層には大きな変形が生じます。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 鋼材や鉛の履歴減衰型ダンパーは塑性化のエネルギー吸収を利用し、安定した復元力特性と十分な疲労強度が必要です。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 免震のオイルダンパーや履歴減衰型ダンパーは、地震時だけでなく暴風時に対する設計も必要です。正しい記述です。 |
選択肢1は、ゴム1層を厚くすると鉛直支持能力が向上するとした点が誤りで、厚くすると1次形状係数が小さくなり支持能力は低下します。
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積層ゴムは、薄いゴムと鋼板を交互に重ねた部材です。ゴム1層が薄く鋼板で拘束されているほど、鉛直方向にはつぶれにくく、大きな鉛直荷重を支えられます。
ゴム1層の厚みを大きくすると、この拘束が弱まり(1次形状係数が小さくなり)、鉛直支持能力は低下します。鉛直支持能力を高めたいなら、ゴム1層は薄くします。
選択肢1は厚くすると支持能力が向上するとしていますが、逆です。「ゴム1層は薄いほど鉛直支持能力が高い」と押さえます。
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積層ゴムのゴム1層の厚みを大きくすると、鉛直支持能力が向上する。〇か×か。
×。ゴム1層を厚くすると1次形状係数が小さくなり、鉛直支持能力は低下します。
免震のオイルダンパーは、地震時のほかにどの設計が必要か。
暴風時に対する設計です。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
