建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 施工
  4. 令和元年
  5. > No.18 金属・ガラス工事等

令和元年度 一級建築士 施工 No.18を解説、軽量鉄骨天井下地の斜め補強間隔を見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和元年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.18は、金属工事・ガラス工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

金属工事では軽量鉄骨下地の補強、ガラス工事では水抜き孔やセッティングなどが問われます。とくに天井下地の段違い部分の斜め補強の間隔が要点です。

核心は斜め補強の間隔です。軽量鉄骨天井下地に段違いがある部分は、2.7m程度の間隔で斜め補強を行います。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

金属・ガラス工事は、軽量鉄骨下地の補強間隔やガラスのかかり代など、数値で覚える項目が多い分野です。JASS14・JASS17に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 軽量鉄骨壁下地で、配管等のために振れ止めを切断する場合、同材などで補強するのは妥当です。適当な記述です。
2 ×(最も不適当) 軽量鉄骨天井下地の段違い部分の斜め補強は、2.7m程度の間隔とします。3.6m程度では間隔が広く、確認値として不適当です。
3 ○(適当) 屋外の鋼製手すりで、温度差40℃のとき1mあたり0.5mm程度の伸縮を見込み、5〜10m間隔で伸縮調整部を設けるのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) 屋外建具の合わせガラスで、ガラス溝の水抜き孔の直径を6mm以上とするのは妥当です。適当な記述です。

選択肢2は、天井下地の段違い部分の斜め補強を3.6m程度の間隔とした点が誤りで、正しくは2.7m程度です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢2のポイント(ここが誤り)

軽量鉄骨天井下地に段違い(レベル差)があると、その境目で野縁受けが連続せず、地震時などに変形しやすくなります。そこで、斜め部材を入れて補強します。

この段違い部分の斜め補強は、野縁受けと同材などを用い、2.7m程度の間隔で設けます。間隔が広すぎると補強の効果が落ちるため、3.6m程度では不十分です。

選択肢2は、斜め補強を3.6m程度の間隔としています。基準の2.7m程度より広いので、最も不適当です。

施工を得点源にするなら、一級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • 軽量鉄骨天井下地の段違い部の斜め補強=2.7m程度の間隔(野縁受けと同材など)
  • 軽量鉄骨壁下地=振れ止めを切断したら同材などで補強
  • 屋外の鋼製手すり=温度差40℃で1mあたり約0.5mm伸縮、5〜10m間隔で伸縮調整
  • 合わせガラスの水抜き孔=直径6mm以上

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

軽量鉄骨天井下地の段違い部分の斜め補強は、どのくらいの間隔で設ける?

2.7m程度の間隔です。3.6m程度では間隔が広く不十分です。

Q.

屋外建具の合わせガラスで、ガラス溝の水抜き孔の直径は?

直径6mm以上とします。たまった水を逃がして、ガラスの劣化を防ぐためです。

令和元年 一級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 公共建築工事標準仕様書(14章 金属工事 4節 軽量鉄骨天井下地)・建築工事標準仕様書JASS14(カーテンウォール・金属工事)/JASS17(ガラス工事)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>