建築学生が学ぶ構造力学

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令和元年度 一級建築士 施工 No.19を解説、コンクリート塗装下地の乾燥期間を見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.19は、内装工事・外装工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

内外装では、塗装の下地、せっこうボードの直張り、押出成形セメント板、タイルの接着強度などが問われます。とくに塗装下地のコンクリートの乾燥期間が要点です。

核心は塗装下地の乾燥です。コンクリート面に塗装するときは、下地を十分に乾燥させます。材齢21日以上が目安で、材齢14日では乾燥が不十分です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

内外装は、塗装下地の乾燥期間・直張り工法の養生・接着強度の検査値など、数値と手順で差がつきます。JASS18・JASS26に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) コンクリート面の塗装は、下地を十分に乾燥させてから行います。材齢21日以上が目安で、材齢14日では乾燥が不十分なので、確認値として不適当です。
2 ○(適当) せっこうボードの直張り工法(接着剤による直張り)で、寒冷期に適切な養生を行うのは妥当です。適当な記述です。
3 ○(適当) 押出成形セメント板の横張り工法で、各段ごとに受け金物を設けて荷重を負担させるのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) セラミックタイルの後張り工法で、引張接着強度の検査基準を所定の値以上とするのは妥当です。適当な記述です。

選択肢1は、塗装下地のコンクリートを材齢14日で塗装するとした点が誤りで、材齢21日以上を目安に十分乾燥させてから塗装します。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

打ち込んだばかりのコンクリートは、内部に多くの水分とアルカリ分を含みます。乾燥が不十分なまま塗装すると、塗膜のふくれ・はがれ・変色(アルカリによる)などの不具合が起きます。

このため、コンクリート面の塗装は、下地を十分に乾燥させてから行います。目安は材齢21日以上(おおむね3週間以上)で、季節や条件によってはさらに乾燥期間が必要です。

選択肢1は、材齢14日で塗装を行うとしています。乾燥が不十分な状態なので、最も不適当です。

施工を得点源にするなら、一級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • コンクリート面の塗装=下地を十分乾燥させてから。材齢21日以上(約3週間)が目安、14日では不十分
  • せっこうボード直張り(GL工法)=寒冷期は接着剤の硬化に養生が必要
  • 押出成形セメント板の横張り=各段ごとに受け金物で自重を負担
  • タイル後張りの引張接着強度=所定の値以上を検査で確認

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理解度チェック

Q.

コンクリート面に塗装するとき、下地の乾燥はどのくらいが目安?

材齢21日以上(おおむね3週間以上)が目安です。材齢14日では乾燥が不十分です。

Q.

押出成形セメント板の横張り工法で、自重はどう負担させる?

各段ごとに受け金物を設けて、パネルの自重を負担させます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 公共建築工事標準仕様書(18章 塗装工事 = 素地ごしらえ・乾燥期間)・建築工事標準仕様書JASS18(塗装工事)/JASS26(内装工事)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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