建築学生が学ぶ構造力学

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令和元年度 一級建築士 施工 No.21を解説、軽量鉄骨の切断方法(溶断の可否)を見抜くポイント

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令和元年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.21は、各種工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

各種工事では、建具の鍵システム、屋上緑化の排水、軽量鉄骨下地、フリーアクセスフロアなどが幅広く問われます。とくに防錆めっきされた鋼製下地の切断方法が要点です。

核心は切断方法です。亜鉛めっきされた野縁・野縁受は、溶断するとめっきが熱で損なわれます。金切りばさみや電動カッターで切断します。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

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各種工事は、鍵システム・屋上緑化・軽量鉄骨・OA フロアなど範囲が広く、横断的な整理が効きます。標準仕様書に沿った参考書でまとめて押さえると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) コンストラクションキー方式で、施工後にシリンダーを交換せずに本設用の鍵へ切り替え、工事用の鍵を回収するのは妥当です。適当な記述です。
2 ○(適当) 屋上緑化のルーフドレンを、口径に余裕をもたせ、1つの排水面積に対して2箇所以上設けるのは妥当です。適当な記述です。
3 ×(最も不適当) 亜鉛めっきされた野縁・野縁受の切断を溶断で承認した点が不適当です。溶断は熱でめっきを損なうため、金切りばさみや電動カッターで切断します。
4 ○(適当) フリーアクセスフロアで、床パネルの段違いや隙間を0.5mm以下に調整するのは妥当です。適当な記述です。

選択肢3は、野縁・野縁受の切断を溶断で承認した点が誤りで、めっきを傷めない金切りばさみや電動カッターで切断します。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

軽量鉄骨天井下地の野縁・野縁受は、防錆のために亜鉛めっきが施されています。溶断(ガスやアークで溶かして切る方法)は、高い熱で広い範囲のめっきを焼失させ、切断面からさびが進みやすくなります。

このため、これらの鋼製下地は、金切りばさみや電動カッター(バーカッターなど)で切断します。溶断や、めっきを大きく傷める切断方法は用いません。

選択肢3は、溶断による切断を承認したとしています。防錆めっきを損なう方法なので、最も不適当です。

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覚え方

  • 亜鉛めっきの野縁・野縁受=溶断は不可。金切りばさみ・電動カッターで切る(めっきを守る)
  • コンストラクションキー=工事中は工事用鍵、引渡し時にシリンダー交換なしで本設用鍵へ切替え
  • 屋上緑化のルーフドレン=口径に余裕、1排水面積に2箇所以上(詰まりに備える)
  • フリーアクセスフロア=床パネルの段違い・隙間は0.5mm以下

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理解度チェック

Q.

亜鉛めっきされた野縁・野縁受は、どう切断する?

金切りばさみや電動カッターで切断します。溶断は熱でめっきを損なうため用いません。

Q.

屋上緑化のルーフドレンは、1つの排水面積に対していくつ設ける?

2箇所以上です。落ち葉や土で詰まっても排水を確保するためです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 公共建築工事標準仕様書(14章 金属工事 軽量鉄骨天井下地=防錆処理材の使用)・各種工事の関係仕様
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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