建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 施工
  4. 令和7年
  5. > No.19 内外装工事

令和7年度 一級建築士 施工 No.19を解説、仕上塗材の吹付けは下地含水率10%以下が必要

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和7年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.19は、内外装工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題で問われていること

  1. 直張り用複合フローリングの接着剤
  2. 湿気の多い箇所のビニル床シートの接着剤
  3. 縦壁ロッキング構法のALCパネル目地のシーリング
  4. 仕上塗材吹付け時の下地含水率

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

コンクリート下地への仕上塗材吹付けは、表面含水率が10%以下の状態で行います。20%では水分が多すぎて塗膜の密着不良や膨れが生じるため、誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) モルタル下地への直張り用複合フローリング張りにはウレタン樹脂系接着剤を使用する。
2 ○(正しい) 湿気の影響を受けやすい箇所のビニル床シート張りにはエポキシ樹脂系接着剤を使用する。
3 ○(正しい) 縦壁ロッキング構法のALCパネル目地のシーリングは、パネルの動きに追従できるよう二面接着とする。
4 ×(誤り) 仕上塗材の吹付けはコンクリート下地の表面含水率10%以下の状態で行う。20%での施工は誤り。

選択肢4の「表面含水率が20%の状態」という記述が誤りで、正しくは10%以下の状態で施工します。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

仕上塗材吹付けの下地含水率は何%以下か

選択肢4は、コンクリート外壁面への仕上塗材吹付け時の下地含水率に関する記述です。公共建築工事標準仕様書では、仕上塗材の吹付けは下地の表面含水率が10%以下の状態で行うと定めているんですね。

下地の含水率が高い状態で塗材を施工すると、乾燥・硬化の過程で水分が蒸発し、塗膜の膨れや剥離が起きます。ぬれた壁に塗っても密着しないわけです。塗装工事の下地含水率基準も同じく10%以下で共通しています。

選択肢4は「表面含水率が20%の状態」で施工としていますが、水分が多すぎて密着不良・膨れが生じ誤りです。ザックリ言えば、仕上塗材吹付けは下地含水率10%以下(20%は高すぎ)ということです。

効率よく仕上げるなら、一級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • 仕上塗材吹付け・塗装工事の下地含水率=10%以下(20%は誤り)
  • 直張り用複合フローリング=ウレタン樹脂系接着剤(弾性で動きを吸収)
  • 湿気の多い箇所のビニル床シート=エポキシ樹脂系接着剤(耐水・耐薬品)
  • 縦壁ロッキング構法のALC目地=二面接着(三面接着は破断しやすい)

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

一問一答

Q.

コンクリート外壁面への仕上塗材の吹付け工事は、下地の表面含水率が何%以下のときに行うか?

10%以下。含水率が高い状態で施工すると、乾燥時に膨れや剥離が生じます。

Q.

湿気の多い箇所のビニル床シート張りに適した接着剤の種類は?

エポキシ樹脂系接着剤。耐水性・耐薬品性が高く、湿潤環境でも接着強度を維持できます。

令和7年 一級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)正答肢」
  • 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)国土交通省
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>