建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 構造
  4. 平成27年
  5. > No.24 石材

平成27年度 二級建築士 構造 No.24を解説、石材に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成27年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.24は、石材に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

凝灰岩、粘板岩、安山岩、花こう岩、大理石の性質と用途が問われます。決め手は、選択肢4の花こう岩を「高温でも火害を受けにくい」として耐火被覆材に使うとした点です。

引っかけの核心は、選択肢4です。花こう岩は硬くて外装や床に向きますが、熱には弱く、高温で急激に強度が低下して火害を受けやすい石材です。耐火被覆材には適しません。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが最も不適当な記述)

建築構造ポケットブック

建築構造ポケットブック

構造は数値や公式が多い分野です。高さ・面積・荷重・断面などを1冊で引けると、問題演習の確認が早くなります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 凝灰岩は大谷石などがあり、軟らかく加工しやすいが風化しやすいので、内装材などに用います。
2 ○(正しい) 粘板岩(天然スレート)は容易に層状に割れるので、屋根材などに用います。
3 ○(正しい) 安山岩は鉄平石などがあり、灰褐色で板状、硬いので、外構の床材などに用います。
4 ×(不適当) 花こう岩は硬いが熱に弱く、高温で急激に強度が低下して火害を受けやすいので、耐火被覆材には適しません。
5 ○(正しい) 大理石は磨くと光沢が得られるが耐酸性に劣るので、内装材として用います。

選択肢4は、花こう岩を「高温でも火害を受けにくいので耐火被覆材に用いる」とした点が誤りで、正しくは花こう岩は熱に弱く火害を受けやすい石材です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

花こう岩は御影石とも呼ばれ、硬くて美しく、外壁や床、階段などの仕上げに広く使われます。この硬さと耐久性のイメージが、耐火性の高さと混同されやすい点です。

花こう岩は石英を多く含み、高温になると内部でひずみが生じ、急激に強度が低下します。火災時には割れやはく落を起こすため、耐火被覆材としては熱に弱い部類です。

石材は、硬さと耐火性が一致するとはかぎりません。花こう岩は硬いが熱に弱いという組合せを、そのまま覚えておきましょう。

構造を得点源にするなら、科目別おすすめ本(構造力学)二級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • 花こう岩は硬いが熱に弱く、火害を受けやすい(耐火被覆材には不向き)
  • 凝灰岩(大谷石)は軟らかく加工しやすいが風化しやすい
  • 大理石は光沢が美しいが耐酸性に劣り、内装向き

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

花こう岩は結晶質で硬く、高温でも火害を受けにくいので、耐火被覆材として用いられる。〇か×か。

×。花こう岩は硬いが熱に弱く、高温で急激に強度が低下して火害を受けやすいので、耐火被覆材には適しません。

Q.

粘板岩(天然スレート)は容易に層状に割れるので、屋根材などに用いられる。〇か×か。

粘板岩は層状に割れる性質があり、屋根材などに用います。

平成27年 二級建築士 構造 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成27年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅲ(建築構造)問題」
  • 石材(凝灰岩・粘板岩・安山岩・花こう岩・大理石の性質と用途、花こう岩は熱に弱い):日本建築学会「建築材料用教材」ほか
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>