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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅲ(建築構造)No.20は、建築材料として使用される木材及び木質材料に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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繊維飽和点の定義、乾燥収縮率の方向、心材のシロアリ耐性、集成材・合板の異方性、繊維板の分類が問われます。決め手は、繊維飽和点の定義です。
引っかけの核心は、選択肢1「木材を大気中で十分に乾燥させ、木材中の結合水と大気中の湿度が平衡に達した状態を、繊維飽和点という」です。これは気乾状態の説明で、繊維飽和点は自由水が抜けて結合水だけになった状態です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(不適当) | 結合水と大気湿度が平衡に達した状態は気乾状態です。繊維飽和点は自由水が抜け結合水だけになった状態(含水率約30%)で、説明が誤りです。 |
| 2 | ○(正しい) | 木材の乾燥収縮率は、年輪の接線方向より繊維方向のほうが小さい。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 心材は、辺材よりもシロアリの食害を受けにくい。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 構造用集成材や合板は、繊維方向・積層方向等によって強度性能上の異方性を有している。正しい記述です。 |
| 5 | ○(正しい) | JISで、繊維板は密度・用途・製法によってインシュレーションボード・MDF・ハードボードに分類されます。正しい記述です。 |
選択肢1は、結合水と大気湿度が平衡に達した状態を繊維飽和点とした点が誤りで、それは気乾状態です。
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木材の中の水分は、細胞のすき間にある自由水と、細胞壁にしみ込んだ結合水に分けられます。乾燥すると、まず自由水が抜けます。
自由水がすべて抜けて、結合水だけが残った状態を繊維飽和点といい、含水率はおよそ30%です。さらに乾燥が進み、結合水が大気の湿度と平衡に達した状態が気乾状態です。
選択肢1は気乾状態の説明を繊維飽和点としています。「繊維飽和点は自由水が抜けた状態(約30%)」と押さえます。
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結合水と大気中の湿度が平衡に達した状態を繊維飽和点という。〇か×か。
×。それは気乾状態。繊維飽和点は自由水が抜けて結合水だけになった状態(約30%)。
木材の乾燥収縮率は、繊維方向と年輪の接線方向でどちらが小さいか。
繊維方向のほうが小さい。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
