建築学生が学ぶ構造力学

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平成28年度 二級建築士 施工 No.14を解説、補強CB造工事に関する誤りを見抜くポイント

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平成28年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.14は、補強コンクリートブロック造工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

縦遣方の設置、横筋端部の定着、臥梁のコンクリート打込み、縦筋の通し方、ブロックの圧縮強さが並びます。判断の決め手は、耐力壁の縦筋を継いでよいかどうかです。

引っかけの核心は、耐力壁の縦筋を「ブロックの空洞部で重ね継手する」としているところです。縦筋は原則として継手を設けず、基礎から臥梁まで通します。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 各ブロックの水平を測るために、足場・型枠と連結しない自立式の縦遣方を設置するのは適切です。
2 ○(正しい) 直交壁のない耐力壁の横筋端部を、壁端部の縦筋に180°フックでかぎ掛けとするのは適切です。
3 ○(正しい) 臥梁の直下のブロックに横筋用ブロックを使用し、臥梁へのコンクリートの打込みを行うのは適切です。
4 ×(最も不適当) 耐力壁の縦筋は、ブロック空洞部に重ね継手を設けません。原則として基礎から臥梁まで通し、空洞部で継手を設けるのは不適当です。
5 ○(正しい) 特記がないので、JISの圧縮強さ16の空洞ブロックを用いるのは適切です。

選択肢4は、縦筋をブロック空洞部で重ね継手するとした点が誤りで、正しくは原則として継手を設けず基礎から臥梁まで通します。

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選択肢4のポイント

補強CB造の耐力壁では、縦筋が上下方向の力を通す背骨の役目をします。ブロックの空洞部は狭く、コンクリートの充填やかぶりの確保が難しい場所です。

そのため縦筋は、原則として途中で継がず、基礎から臥梁まで1本で通します。上端は臥梁に、下端は基礎に定着させます。狭い空洞部で重ね継手を設けると、付着や定着が不十分になりやすいためです。

選択肢4は「ブロック空洞部で重ね継手する」としています。縦筋は空洞部で継手を設けてはならないのが原則で、ここが誤りです。やむを得ず継ぐ場合も溶接継手などによります。

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覚え方

  • 補強CB造の耐力壁の縦筋は空洞部で継手を設けず基礎〜臥梁を通す
  • 縦筋の上端は臥梁、下端は基礎に定着
  • 直交壁のない耐力壁の横筋端部は縦筋に180°フックでかぎ掛け
  • 特記がなければ空洞ブロックの圧縮強さは16

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理解度チェック

Q.

補強CB造の耐力壁の縦筋は、ブロックの空洞部で重ね継手を設けてよい。〇か×か。

×。縦筋は原則として継手を設けず、基礎から臥梁まで通します。空洞部での重ね継手は不適当です。

Q.

直交壁のない耐力壁の横筋端部は、壁端部の縦筋に180°フックでかぎ掛けとする。〇か×か。

。横筋端部は、壁端部の縦筋に180°フックでかぎ掛けします。適切です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 補強CB造の縦筋(基礎から臥梁まで通し空洞部で継手を設けない)・横筋定着・臥梁:JASS 7 メーソンリー工事
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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