建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 平成29年
  5. > No.17 防水工事・屋根工事

平成29年度 二級建築士 施工 No.17を解説、防水工事・屋根工事に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.17は、防水工事及び屋根工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

シーリングのバックアップ材、化粧スレートの留付け、アスファルト防水の増張り、粘土瓦の緊結線、改質アスファルトルーフィングの重ね幅が並びます。判断の決め手は、バックアップ材をシーリング材に接着させてよいかどうかです。

引っかけの核心は、バックアップ材をシーリング材と接着させるとしているところです。バックアップ材は3面接着を避けるため、シーリング材と接着させません。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) シーリング工事のバックアップ材は、シーリング材と接着させません。3面接着を避けるため、接着しない材料を用います。
2 ○(正しい) 化粧スレートの葺板を、1枚ごとに専用釘で野地板に直接留め付けるのは適切です。
3 ○(正しい) アスファルト防水で、出隅・入隅にストレッチルーフィングを増張りした後、一般平場を張り付けるのは適切です。
4 ○(正しい) 粘土瓦の緊結線に、径0.9mmのステンレス製を用いるのは適切です。
5 ○(正しい) 改質アスファルトルーフィング下葺材の重ね幅を、長手方向200mm・流れ方向100mmとするのは適切です。

選択肢1は、バックアップ材をシーリング材と接着させるとした点が誤りで、3面接着を避けるため接着させません。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢1のポイント

目地に充填したシーリング材は、目地の動きに伸び縮みして追従します。このとき、目地の両側の壁2面だけに接着し、底には接着しない2面接着とするのが基本です。

バックアップ材は、目地が深いときに底上げして目地の深さを調整する材料です。ここでバックアップ材にシーリング材が接着すると、底も含めた3面接着になり、目地が動いたときにシーリング材が切れやすくなります。

だからバックアップ材は、シーリング材と接着しない材料を用います。選択肢1の「接着させる」は、3面接着を招くため誤りです。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • シーリングのバックアップ材は接着させない(3面接着を避けて2面接着に)
  • 2面接着なら目地の動きにシーリング材が追従できる
  • アスファルト防水は出隅・入隅を先に増張りしてから一般平場
  • 改質アスファルトルーフィングの重ねは長手200mm・流れ100mm

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

シーリング工事のバックアップ材は、シーリング材と接着させてよい。〇か×か。

×。バックアップ材は3面接着を避けるため、シーリング材と接着させません。2面接着とします。

Q.

アスファルト防水では、出隅・入隅にストレッチルーフィングを増張りした後、一般平場を張り付ければよい。〇か×か。

。弱点となる出隅・入隅を先に増張りしてから一般平場を張るのは適切です。

平成29年 二級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • シーリングのバックアップ材(2面接着とし3面接着を避ける)・アスファルト防水の増張り:JASS 8 防水工事
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>