建築学生が学ぶ構造力学

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平成29年度 二級建築士 施工 No.19を解説、塗装工事に関する誤りを見抜くポイント

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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.19は、塗装工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

木部の素地ごしらえ、せっこうボード面の塗料選び、中塗りと上塗りの色分け、塗装を避ける湿度、コンクリート面の乾燥期間が並びます。判断の決め手は、下地がしっかり乾いているかどうかです。

引っかけの核心は、冬期のコンクリート面塗装で、素地の乾燥期間を14日で足りるとしているところです。冬期は乾きが遅く、28日(約4週間)以上をみます。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 木部の素地ごしらえで、節止めに木部下塗り用調合ペイントを塗布するのは適切です。ヤニの染み出しを抑えます。
2 ○(正しい) 屋内のせっこうボード面を合成樹脂エマルションペイント塗りとするのは適切です。水性で室内向きです。
3 ○(正しい) 内壁の中塗りと上塗りで塗料の色を変えるのは、塗り残しを防ぐうえで適切です。塗り重ねの確認になります。
4 ○(正しい) 塗装場所の湿度が85%であったので塗装を行わないのは適切です。高湿度は塗膜不良の原因になります。
5 ×(最も不適当) 冬期のコンクリート面塗装で、素地の乾燥期間を14日とするのは乾燥期間が不足します。冬期は28日(約4週間)以上をみます。

選択肢5は、冬期のコンクリート面で乾燥期間を14日で足りるとした点が誤りで、冬期は28日(約4週間)以上を確保します。

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選択肢5のポイント

コンクリート面は、内部の水分が多いまま塗装すると、水分やアルカリ分が塗膜を押し上げて、ふくれや変色の原因になります。だから塗る前に十分な乾燥期間をとります。

この乾燥期間は季節で変わります。気温が高く乾きやすい夏期は21日以上、気温が低く乾きにくい冬期は28日(約4週間)以上が目安です。

選択肢5は冬期にもかかわらず14日としています。これは冬期の目安である28日に届かず、乾燥期間が足りません。ここが誤りです。

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覚え方

  • コンクリート面塗装の素地乾燥は夏期21日・冬期28日以上(14日は不足)
  • 木部の節止めは木部下塗り用調合ペイントでヤニ止め/屋内せっこうボード面は合成樹脂エマルションペイント
  • 中塗りと上塗りは色を変えて塗り残しを防ぐ
  • 湿度85%以上は塗装を避ける

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理解度チェック

Q.

冬期のコンクリート面の塗装で、素地の乾燥期間を14日とした。〇か×か。

×。冬期は乾きが遅く、素地の乾燥期間は28日(約4週間)以上をみます。14日では不足します。

Q.

内壁塗装で、中塗りと上塗りの塗料の色を変えてよい。〇か×か。

。色を変えると塗り残しの確認がしやすくなります。適切な方法です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 塗装素地の乾燥期間(コンクリート面 夏期21日・冬期28日以上)・素地ごしらえ・塗装環境(湿度85%以上は不可):JASS 18 塗装工事
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

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