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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.12は、鉄骨工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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柱の倒れの精度、建方時の筋かい補強、倒壊防止ワイヤの兼用、耐火被覆の確認ピン、トルシア形高力ボルトの余長が並びます。判断の決め手は、建方時の筋かいによる補強作業を、いつ行うかです。
引っかけの核心は、筋かいによる補強作業を「翌日に行う」としているところです。建方時の建入れ直しと筋かいによる補強は、その日のうちに行います。組み立てた鉄骨を安定させないまま夜を越すと、倒壊のおそれがあるためです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 建方の精度検査で、高さ5mの柱の倒れが5mm以下であることを確認するのは適切です。 |
| 2 | ×(最も不適当) | 建方時の筋かいによる補強作業は、その日のうちに行います。翌日に行うと倒壊のおそれがあり不適当です。 |
| 3 | ○(正しい) | 架構の倒壊防止用ワイヤロープを、建入れ直し用に兼用するのは適切です。 |
| 4 | ○(正しい) | 吹付け材による耐火被覆で、吹付け厚さを確認するための確認ピンを確認作業後も存置するのは適切です。 |
| 5 | ○(正しい) | トルシア形高力ボルトの締付け後の余長が、ナット面からねじ1〜6山の範囲であれば合格とするのは適切です。 |
選択肢2は、筋かいによる補強作業を翌日に行うとした点が誤りで、建方時の補強はその日のうちに行わなければなりません。
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鉄骨の建方では、柱や梁を組み立てながら垂直・水平を整える建入れ直しを行い、その形を保つために筋かいで補強します。組み上げただけの骨組みは横方向の力に弱く、そのまま放置すると風や自重で倒れる危険があります。
だから建入れ直しと筋かいによる補強は、その日の作業のうちに終えるのが原則です。一日ごとに安定した状態をつくってから次の日へ進めます。翌日まで補強を持ち越すと、その間の倒壊リスクを負うことになります。
選択肢2は「翌日に行う」としていますが、これは安定させないまま夜を越すため誤りです。建方の補強はその日のうちに、と覚えておきましょう。
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建方時の筋かいによる補強作業は、翌日に行ってよい。〇か×か。
×。建方時の筋かいによる補強はその日のうちに行います。翌日では倒壊のおそれがあります。
トルシア形高力ボルトの余長は、ナット面からねじ1〜6山の範囲なら合格とする。〇か×か。
〇。余長はねじ1〜6山の範囲が合格です。適切です。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
