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令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.10は、型枠工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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打放し仕上げのセパレーター、せき板の合板、掃除口、支保工の取り外し時期、型枠の再使用が問われます。判断の決め手は、片持ちスラブ下の支保工をいつ外せるかです。
引っかけの核心は、一般のスラブで使える「12N/mm²+計算で安全確認」という条件を、片持ちスラブにそのまま当てはめているところにあります。片持ち部材は別扱いです。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢4(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 打放し仕上げでは、型枠緊張材(セパレーター)にコーンを使用します。 |
| 2 | ○(正しい) | せき板に国産針葉樹のコンクリート型枠用合板(JAS適合)を用いるのは適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | 柱の型枠下部に、打込み前の清掃用の掃除口を設けるのは適切です。 |
| 4 | ×(誤り) | 片持ちスラブ下の支保工は、コンクリートが設計基準強度に達してから取り外します。12N/mm²では不足です。 |
| 5 | ○(正しい) | 使用後の型枠は清掃・修理のうえ、剝離剤を塗布して再使用できます。 |
選択肢4は、片持ちスラブ下の支保工を12N/mm²で取り外すとした点が誤りで、片持ち部材はコンクリートが設計基準強度に達してから取り外します。
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支保工(支柱)は、コンクリートが自分の重さや作業の荷重を支えられる強さになるまで残しておく部材です。外してよい時期は、部材の種類によって変わります。
一般のスラブ下や梁下の支保工は、コンクリートの圧縮強度が設計基準強度の85%以上、または12N/mm²以上で、かつ施工中の荷重に対し計算で安全が確認できれば取り外せます。選択肢4の「12N/mm²+計算確認」は、この一般スラブのルールです。
ところが、片持ちスラブ(持ち出した先に支えのないスラブ)は、外れた瞬間に自分の重さを全部引き受けます。そのため片持ち部材の支保工は、コンクリートが設計基準強度に達するまで取り外せません。一般スラブの条件を片持ちに当てはめた選択肢4は誤りです。
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片持ちスラブ下の支保工は、コンクリートの圧縮強度が12N/mm²に達すれば取り外してよい。〇か×か。
×。片持ち部材の支保工は、コンクリートが設計基準強度に達してから取り外します。12N/mm²で外せるのは一般のスラブ下です。
コンクリート打放し仕上げの場合、型枠緊張材(セパレーター)にはコーンを使用する。〇か×か。
〇。打放し仕上げでは、セパレーターにコーンを使用します。仕上げ面の穴をきれいに処理できます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
