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令和2年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.22は、改修工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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タイルの引張接着強度、塗装改修、エポキシ樹脂注入、鉄骨ブレースの目荒らし、連続繊維シートが問われます。判断の決め手は、モルタル面に合成樹脂調合ペイントを塗ってよいかです。
引っかけの核心は、モルタル面の塗装改修に合成樹脂調合ペイントを使っているところにあります。この塗料はアルカリに弱く、モルタル面には向きません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 張替えたタイルの引張接着強度を、接着力試験機で測定するのは適切です。 |
| 2 | ×(誤り) | 合成樹脂調合ペイントはアルカリに弱く、モルタル面には適しません。木部・鉄部に用います。 |
| 3 | ○(正しい) | エポキシ樹脂注入工法では、注入材の硬化を待って注入器具を撤去します。 |
| 4 | ○(正しい) | 枠付き鉄骨ブレースが取り付く範囲の既存コンクリート面に、目荒らしを行うのは適切です。 |
| 5 | ○(正しい) | 連続繊維シートの上塗りは、下塗りの含浸接着樹脂がにじみ出るのを確認後、ローラーで塗布します。 |
選択肢2は、モルタル面に合成樹脂調合ペイントを塗るとした点が誤りで、この塗料はアルカリに弱く、木部・鉄部に用います。
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合成樹脂調合ペイント(SOP)は、仕上がりがきれいで扱いやすく、屋内の鉄部や木部の塗装でよく使われる塗料です。
ただし、この塗料は耐アルカリ性が低いのが弱点です。モルタルやコンクリートはアルカリ性なので、その上に塗ると、アルカリ成分でけん化(分解)を起こし、べたつきや変色、はがれの原因になります。公共建築工事標準仕様書でも、SOPの適用下地は木部・鉄鋼面・亜鉛めっき鋼面とされています。
選択肢2は、既存塗膜を全面撤去するところまでは適切ですが、その上にモルタル面なのにSOPを塗っています。モルタル面には、アルカリに強いアクリル樹脂系などの塗料を使います。下地の性質と塗料の相性が、この選択肢の誤りです。
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モルタル面の塗装改修では、既存塗膜を撤去した後、合成樹脂調合ペイントを塗布する。〇か×か。
×。合成樹脂調合ペイントはアルカリに弱く、モルタル面には適しません。木部・鉄部に用います。
エポキシ樹脂注入工法によるひび割れ改修では、注入材の硬化を待って注入器具を撤去する。〇か×か。
〇。注入材が硬化してから注入器具を撤去します。硬化前に外すと注入材が漏れ出ます。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
