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鉄骨ブレースとは、鉄骨部材によるブレースです。普通、ブレースは「鉄骨ブレース」のことをいいます(コンクリートブレースは無いからです)。よって、単にブレースと言うことが多いですが、既存RC建築物の耐震補強を行う際、「鉄骨ブレース補強」といいます。今回は、鉄骨ブレースの意味、重量鉄骨との関係、特徴、ブレースの形状、マンサード形について説明します。
ブレース構造、アンボンドブレースの意味は、下記が参考になります。
座屈拘束ブレースってなに?1分でわかる座屈拘束ブレースの意味と特徴
鉄骨部材の意味は下記をご覧ください。
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鉄骨ブレースとは、鉄骨部材によるブレースです。そもそも、「ブレース」は鉄骨造にのみ、使う用語です。鉄筋コンクリート製のブレースが無いからです。よって、鉄骨造に使うブレースを、あえて「鉄骨ブレース」とは言いません。
一方、RC造の既存建築物に耐震補強でブレースを設ける場合、鉄骨ブレースといいます。既存躯体(RC造)と、新設部材(補強用の鉄骨ブレース)の材質が異なるからです。
RC造の既存建築物を耐震補強するとき、鉄骨ブレースを用いることがあります。RCによる補強と比べて、開口部を塞がない工法が可能です(ブレースの形状による)。
また、建物の外から工事を行う工法もあり、建物を使いながら耐震補強も可能です。一方で、コストがかかるデメリットもあります。
鉄骨ブレースは、主に重量鉄骨を使います。ブレース材に使う重量鉄骨は、
山形鋼
溝形鋼
鋼管
H形鋼
など色々あります。所定の耐力を満足すること、ブレース接合部の納まりを考慮して、どの部材を使うか決めます。
比較的規模の小さな建物では、山形鋼や溝形鋼を使います。規模が大きくなると、鋼管やH形鋼などを用います。耐震補強では、H形鋼を使うことも多いです。
※山形鋼、溝形鋼、鋼管、H形鋼の特徴は、下記の記事が参考になります。
H形鋼とは?1分でわかる意味、規格、寸法、重量、断面係数、材質、用途
鉄骨ブレースは、色々な形状が採用されます。耐震補強では、開口部を上手に残すためマンサード形というタイプも使われます。鉄骨ブレースの形状を下記に整理しました。
X形ブレース
V形ブレース
K形ブレース
マンサード形ブレース
今回は鉄骨ブレースについて説明しました。意味が理解頂けたと思います。鉄骨ブレースは、鉄骨部材によるブレースです。鉄骨造では単にブレースといいます。RC造の既存建築物に対して耐震補強を行う場合、鉄骨ブレースといいます。ブレース構造の特徴も併せて参考にしてくださいね。下記が参考になります。
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