建築学生が学ぶ構造力学

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令和3年度 二級建築士 施工 No.3を解説、工事現場の材料保管に関する誤りを見抜くポイント

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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.3は、工事現場における材料の保管に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

押出成形セメント板、溶接棒、アスファルトルーフィング、断熱材、セメントの保管方法が問われます。判断の決め手は、アスファルトルーフィングを「どの向きで」置くかです。

引っかけの核心は、アスファルトルーフィングの置き方です。ロール状の製品なので、屋内の乾燥した場所に縦置きで保管します。平積みにすると、自重で巻きが押しつぶされて変形してしまいます。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 押出成形セメント板は、屋内の平坦で乾燥した場所に、台木を用いて1.0mの高さに積み重ねて保管します。
2 ○(正しい) 被覆アーク溶接棒は、湿気を吸収しないように保管し、作業時には携帯用乾燥器を用います。
3 ×(誤り) アスファルトルーフィングを平積みとした点が誤り。ロール品は縦置きで保管します。
4 ○(正しい) 屋外でシートを掛けて保管する断熱材は、シートと断熱材との間に伱間を設けて通気できるようにします。
5 ○(正しい) セメントは、吸湿しないように、上げ床のある倉庫内に保管します。

選択肢3は、アスファルトルーフィングを平積みとした点が誤りで、正しくは縦置きで保管します。

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選択肢3のポイント

アスファルトルーフィングは、シート状の防水材を巻いたロール状の製品です。横にして平積み(重ね置き)にすると、上の段の重さで巻きが押しつぶされ、楕円形に変形したり巻きぐせがついたりします。変形したルーフィングは、施工時にきれいに敷き込めません。

そのため、屋内の乾燥した場所に、ロールを立てた状態(縦置き)で保管するのが原則です。立てておけば、巻きに自重がかからず、断面が丸いまま保てます。

選択肢3は「平積みにして保管」としていますが、ロール品のルーフィングは縦置きが正しい向きです。屋内・乾燥という条件は合っていますが、置き方が誤りの核心です。

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覚え方

  • ロール状のアスファルトルーフィングは屋内の乾燥場所で縦置き保管(平積みは変形でNG)
  • 押出成形セメント板は平坦・乾燥した場所に台木を用いて1.0m以下に積む/溶接棒は乾燥保管し作業時に携帯用乾燥器
  • セメントは上げ床のある倉庫で吸湿を防ぐ/屋外シート掛けの断熱材はシートとの間に伱間を設けて通気

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理解度チェック

Q.

アスファルトルーフィングは、屋内の乾燥した場所に平積みにして保管する。〇か×か。

×。ロール状の製品なので縦置きで保管します。平積みにすると自重で巻きが変形します。

Q.

押出成形セメント板は、屋内の平坦で乾燥した場所に、台木を用いて1.0mの高さに積み重ねて保管する。〇か×か。

。平坦・乾燥した場所に台木を用い、1.0m程度以下に積み重ねて保管します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和3年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • アスファルトルーフィング類は変形防止のため縦置き保管・押出成形セメント板の積置き・溶接棒の乾燥保管・断熱材の通気:建築工事標準仕様書(JASS)等の材料保管の基本
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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