建築学生が学ぶ構造力学

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令和3年度 二級建築士 施工 No.20を解説、建具・ガラス・内装工事に関する誤りを見抜くポイント

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令和3年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.20は、建具工事・ガラス工事・内装工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

バルコニーの防水と建具取付けの順序、複層ガラスの掛り代、ガラスブロックの目地、ビニル床シートの乾燥、せっこうボードの小ねじが問われます。判断の決め手は、複層ガラスをはめ込む建具枠のガラス溝の掛り代です。

引っかけの核心は、複層ガラスの掛り代です。複層ガラスをはめ込む建具枠のガラス溝の掛り代は、15mm以上とします。周囲の封着部に紫外線を当てないためです。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) バルコニーでは、FRP系塗膜防水工事を施工した後に、アルミニウム製建具の取付けを行います。
2 ×(誤り) 複層ガラスのガラス溝の掛り代を10mmとした点が誤り。複層ガラスは掛り代15mm以上とします。
3 ○(正しい) ガラスブロック積みでは、特記がなければ、伸縮調整目地を5mごとに設置します。
4 ○(正しい) ビニル床シートは、床コンクリート直均し仕上げの施工後、28日以上乾燥させてから張り付けます。
5 ○(正しい) 洗面所内の天井にせっこうボードを張る際は、湿気を考慮してステンレス鋼製の小ねじを使用します。

選択肢2は、複層ガラスのガラス溝の掛り代を10mmとした点が誤りで、複層ガラスは掛り代を15mm以上とします。

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選択肢2のポイント

掛り代(かかりしろ)とは、ガラスが建具枠のガラス溝に差し込まれて、かかっている部分の長さです。掛り代が浅いと、地震や風でガラスが外れやすくなります。

複層ガラスは、2枚のガラスの周囲を封着材で密封して、中に乾燥空気を閉じ込めています。この封着材に紫外線が当たると劣化するので、掛り代を15mm以上として、封着部を溝の奥に隠します。単板ガラスより深くかける必要があります。

選択肢2は「10mm」としていますが、複層ガラスでは10mmでは浅すぎで、正しくは15mm以上です。複層ガラスは封着部の保護のため掛り代を深くとる、と押さえます。

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覚え方

  • 複層ガラスをはめ込む建具枠のガラス溝の掛り代は15mm以上(封着部に紫外線を当てない)
  • ガラスブロック積みの伸縮調整目地は5mごと/ビニル床シートは床コンクリート直均し後28日以上乾燥
  • 湿気のある洗面所の天井のせっこうボードはステンレス鋼製の小ねじ/バルコニーは防水の後に建具取付け

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理解度チェック

Q.

アルミニウム製建具に厚さ18mmの複層ガラスをはめ込むとき、建具枠のガラス溝の掛り代を10mmとすればよい。〇か×か。

×。複層ガラスは封着部の保護のため、掛り代を15mm以上とします。10mmでは浅すぎます。

Q.

ビニル床シートは、床コンクリート直均し仕上げの施工後、28日以上乾燥させてから張り付ける。〇か×か。

。下地の水分で接着不良や膨れが起きないよう、28日以上乾燥させてから張り付けます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「令和3年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 複層ガラスをはめ込む建具枠のガラス溝の掛り代は15mm以上・ガラスブロックの伸縮調整目地・ビニル床シートの乾燥期間:建築工事標準仕様書(JASS)・公共建築工事標準仕様書
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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