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平成28年度 一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)No.9は、木造軸組工法による地上2階建ての建築物に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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筋かい端部の緊結、土台に用いる木材、大臣基準による小屋組の振れ止めの扱い、柱の欠込みと補強が問われます。決め手は、土台に用いる木材を心材とするか辺材とするかです。
引っかけの核心は、土台の耐朽性を高めるために「心材ではなく辺材を用いた」としているところです。耐朽性が高いのは心材です。土台には心材を用います。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 筋かいの端部は、柱と横架材の接合部に接近して緊結し、各材の軸線が1点で交わるようにします。正しい記述です。 |
| 2 | ×(最も不適当) | 土台には耐朽性の高い心材を用います。心材ではなく辺材を用いた、とする点が誤りです。 |
| 3 | ○(正しい) | 大臣が定める基準に従った構造計算で安全を確かめた場合、小屋組の振れ止めの省略が認められます。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 柱の所要断面積の1/3を切り欠いたので、その部分が負担していた力を伝えられるよう金物等で補強しました。正しい記述です。 |
選択肢2は、土台に辺材を用いたとした点が誤りで、耐朽性の高い心材を用います。
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木材の断面は、中心部の心材(赤身)と外周部の辺材(白太)に分かれます。心材は樹脂分が多く、含水率も低いため、腐りにくい性質があります。
一方、辺材は含水率が高く、腐朽菌や虫害を受けやすい部分です。土台は基礎に近く湿気を受けやすいので、耐久性の面から心材や防腐処理をした木材を用います。
選択肢2は辺材を用いたとしていますが、正しくは心材です。「土台は腐りにくい心材」と押さえておけば、この入れ替えは見抜けます。
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土台の耐朽性を高めるため、辺材を用いた。〇か×か。
×。耐朽性が高いのは心材です。土台には心材を用います。
木材の心材と辺材で、腐りにくいのはどちらか。
心材(赤身)。樹脂分が多く含水率も低いため耐朽性が高いです。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
