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平成28年度 一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)No.19は、杭の支持力に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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液状化のおそれのない地盤の極限支持力、液状化のおそれのある地盤での載荷試験、砂質地盤の極限周面摩擦力度、群杭効果が問われます。決め手は、液状化のおそれのある地盤で載荷試験の極限支持力をそのまま使えるかです。
引っかけの核心は、液状化のおそれのある地盤でも「載荷試験による極限支持力から許容支持力を求めることができる」としているところです。液状化で周面摩擦力等が失われるため、そのままでは求めません。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 液状化のおそれのない地盤では、杭の極限支持力を極限先端支持力と極限周面摩擦力の和として算定できます。正しい記述です。 |
| 2 | ×(最も不適当) | 液状化のおそれのある地盤では、載荷試験の極限支持力をそのまま使いません。求めることができる、とする点が誤りです。 |
| 3 | ○(正しい) | 砂質地盤の極限周面摩擦力度は、杭周固定液を用いた埋込み杭より場所打ちコンクリート杭のほうが大きく評価できます。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 摩擦杭で杭間隔が十分でない場合は、群杭効果を考慮して支持力を算定します。正しい記述です。 |
選択肢2は、液状化のおそれのある地盤で載荷試験の極限支持力をそのまま用いるとした点が誤りで、液状化の影響を考慮した低減が必要です。
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杭の載荷試験は、通常の(液状化していない)状態での支持力を確かめるものです。液状化が起こると、地盤が水のように挙動し、周面摩擦力や水平抵抗が大きく失われます。
そのため、液状化のおそれのある地盤では、載荷試験で得た極限支持力をそのまま許容支持力の算定に用いません。液状化による低減を見込む必要があります。
選択肢2は載荷試験の値をそのまま使うとしており誤りです。「液状化のおそれがあれば、載荷試験値をそのまま使わず低減する」と押さえます。
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液状化のおそれのある地盤でも、載荷試験による極限支持力から許容支持力を求めてよい。〇か×か。
×。液状化の影響を考慮した低減が必要です。
液状化のおそれのない地盤で、杭の極限支持力は何の和で算定するか。
極限先端支持力と極限周面摩擦力の和です。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
