この記事の要点
砂質地盤は砂質土で構成される地盤で、内部摩擦角によって耐力が決まりますが、液状化の危険性もあります。
この記事では、砂質地盤とは何か、砂質地盤はどう読むのか、粘土地盤とどう違うのかを整理します。
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砂質地盤は、砂質土で構成される地盤です。砂質地盤の耐力は、内部摩擦角が関係します。
また、内部摩擦角の値はN値が大きいほど、高くなります。
また、砂質地盤は粘土地盤より強いと思われがちですが、実は液状化発生の可能性があります。
今回は、砂質地盤の意味、読み方、粘土地盤との違い、液状化との関係について説明します。
砂質土、地盤の意味は、下記の記事が参考になります。
砂質土とは|読み方・特徴・内部摩擦角・N値との関係(さしつど)
砂質地盤とは、砂質土で構成される地盤です。砂質土とは、比較的粒の大きい土です。
工学的な砂質土の意味は下記の記事が参考になります。
砂質土とは|読み方・特徴・内部摩擦角・N値との関係(さしつど)
地盤の意味は下記が参考になります。
砂質土は、土粒子同士の摩擦抵抗などで、色々な荷重に抵抗します。摩擦による抵抗力の度合いを内部摩擦角といいます。内部摩擦角は、N値が大きいほど大きいです。
なお、砂質土より粒径の大きなものを、礫といいます。礫で構成される地盤を礫質地盤といいます。
礫は強固ですが、粒径が大きすぎると、地中工事の障害になることも多いです。
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砂質地盤は、「さしつじばん」と読みます。砂質土は「さしつど」です。
砂質地盤と粘土地盤の違いを下記に整理しました。
砂質地盤 ⇒ 砂質土で構成される地盤
粘土地盤 ⇒ 粘性土で構成される地盤
砂質土とは、粗粒分を50%以上含み、かつ粒径が2mm以下の土をいいます。
粘性土は、粗粒分が50%以下の土をいいます。砂質土と粘性土の意味は、下記の記事が参考になります。
砂質土とは|読み方・特徴・内部摩擦角・N値との関係(さしつど)
粘性土(ねんせいど)とは?特徴・液状化しにくい理由・内部摩擦角
砂質地盤は液状化の可能性が高いです。特に、地下水位が浅い場合は要注意です。地下水位が浅いと、砂質土は水を含んでいます。液状化が起きやすい条件として
・飽和砂質土であること
・細粒分含有率35%以下の土
・N値が低い地盤
が挙げられます。※細粒分含有率が低いと、「土粒子同士の間隙」が多い、スカスカの土になります。
なんとなく、粘土地盤より砂質地盤のほうが強そうに感じます。実際は、違います。むしろ、粘土地盤は液状化が起きにくいです。
混同しやすい用語
粘土地盤
粘土地盤は粘土質土で構成される地盤で、粘着力によって耐力が決まります。
砂質地盤の耐力が内部摩擦角に依存し液状化しやすいのに対して、粘土地盤は粘着力が耐力の主体で圧密沈下が問題になります。
砂質地盤を整理した表を示します。
| 項目 | 砂質地盤 | 粘土地盤 |
|---|---|---|
| 主な問題 | 液状化 | 圧密沈下 |
| 支持力の要因 | 内部摩擦角 | 粘着力 |
| 透水性 | 高い | 低い |
今回は砂質地盤について説明しました。砂質地盤は、砂質土で構成される地盤です。砂質地盤の耐力は、内部摩擦角が関係します。
砂質地盤は、砂質土で構成される地盤です。
液状化は、飽和砂質地盤、N値が低い、細粒分含有率35%以下の土などで起きます。砂質地盤より粘土地盤のほうが弱そうですが、実際は違うと覚えてくださいね。下記の記事も併せて参考にしてください。
粘性土(ねんせいど)とは?特徴・液状化しにくい理由・内部摩擦角
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意味を読んで終わりにせず、実際に理解できているかチェックしてみましょう。

試験での問われ方|管理人の一言
「砂質地盤は液状化しやすい」「粘土地盤は圧密沈下が問題」という対比が試験で問われます。