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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)No.24は、建築物の構造計画及び構造設計に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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完全スリットと柱剛性、高さ100m超のRC造、連層耐力壁の配置と浮上り、片流れ屋根の風の吹上げが問われます。決め手は、連層耐力壁を中央部と最外端部のどちらに設けると浮上りに強いかです。
引っかけの核心は、連層耐力壁の浮上り抵抗力を高めるために「中央部分に設けるより、最外端部に設けるほうが有効」としているところです。浮上りを抑えるには、逆に中央部分に設けるほうが有効です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 腰壁と柱の間に完全スリットを設ければ、柱の剛性評価で腰壁部分の影響を無視できます。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 高強度コンクリートや高強度鉄筋の実用化により、高さ100mを超えるRC造の建築物が建設されています。正しい記述です。 |
| 3 | ×(最も不適当) | 連層耐力壁の浮上り抵抗力を高めるには、最外端部より中央部分に設けるほうが有効です。最外端部が有効、とする点が誤りです。 |
| 4 | ○(正しい) | 片流れ屋根の屋根葺き材の設計で、風の吹上げ力は中央より縁の部位のほうを大きくします。正しい記述です。 |
選択肢3は、浮上り抵抗力を高めるのに最外端部が有効とした点が誤りで、中央部分に設けるほうが有効です。
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連層耐力壁は、地震時に転倒しようとして、壁脚が浮き上がる(引抜きを受ける)傾向があります。この浮上りを抑えるには、壁の上に載る軸力や、まわりの梁・柱からの押さえが多いほど有利です。
耐力壁を架構の中央部分に置くと、壁の両側にスパンがあり、両側の梁を通じて軸力や拘束が伝わって、壁を上から押さえてくれます。一方、最外端部に置くと、外側には拘束する架構がなく、片側からしか押さえられないため、浮上りやすくなります。したがって浮上り抵抗を高めるには、中央部分に設けるほうが有効です。
選択肢3は、最外端部のほうが有効としていますが、関係は逆で誤りです。「連層耐力壁は、浮上りを抑えたいなら中央寄りに置くほうが有利」と押さえます。
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連層耐力壁の浮上り抵抗力を高めるには、中央部分より最外端部に設けるほうが有効である。〇か×か。
×。両側から押さえられる中央部分に設けるほうが浮上りに強くなります。
片流れ屋根の屋根葺き材で、風の吹上げ力は屋根面の中央と縁のどちらを大きくするか。
縁の部位を大きくします。縁部は局部的に強い負圧(吹上げ)を受けます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
