建築学生が学ぶ構造力学

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令和7年度 一級建築士 施工 No.14を解説、M22高力ボルトの標準長さは締付け長さ+35mm

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令和7年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.14は、鉄骨工事に関する問題です。

この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題で問われていること

  1. 傾斜した接合面での勾配座金の使用
  2. M22トルシア形高力ボルトの標準長さ
  3. SRC造工作図での貫通孔径の統一
  4. 溶接部の外観検査の進め方

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが誤っている記述)

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M22のトルシア形高力ボルトの標準長さは、締付け長さに35 mmを加えた値です。「30 mm加算」という記述が誤りです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) I形鋼フランジ部の高力ボルト接合で接合部材の面が1/20以上傾斜している場合は勾配座金を使用する。
2 ×(誤り) M22のトルシア形高力ボルトの標準長さは、締付け長さに35 mmを加えた値(JASS 6)。30 mmでは不足。
3 ○(正しい) SRC造の工作図作成で種々の径の鉄筋が混在する場合、設計担当者と協議のうえ最大径の鉄筋の貫通孔径に統一することは適切。
4 ○(正しい) 溶接部の外観検査は全数目視を行い、基準を逸脱していると思われる箇所にのみ適正な器具で測定する。

選択肢2の「30 mm加算」という記述が誤りで、正しくは35 mmを加えた値です。

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M22高力ボルトの標準長さは何mm加算か

選択肢2は、M22トルシア形高力ボルトの標準長さに関する記述です。高力ボルトの標準長さは、締付け長さにボルト径ごとの余長を加えて求めるんですね。

JASS 6では、M22のトルシア形高力ボルトの標準長さは締付け長さに35mmを加えた値を標準とします。30mmでは短すぎてピンテール部の突き出し不足になります。

選択肢2は余長を「30mm加算」としていますが、正しくは35mmで誤りです。ザックリ言えば、M22トルシア形高力ボルトの標準長さ=締付け長さ+35mm(30mmは不足)ということです。

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覚え方

  • M22トルシア形高力ボルトの標準長さ=締付け長さ+35mm(30mmは誤り)
  • 接合面が1/20以上傾斜=勾配座金を使用
  • SRC工作図=径が混在する貫通孔は最大径に統一(設計者と協議)
  • 溶接部の外観検査=全数目視・逸脱の疑い箇所のみ器具で測定

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一問一答

Q.

M22のトルシア形高力ボルトの標準長さは、締付け長さに何mm加えた値か。

35 mmを加えた値が標準長さ。

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出典・参考

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • JASS 6 鉄骨工事(日本建築学会)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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