建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 構造
  4. 令和4年
  5. > No.22 コンクリートの圧縮強度

令和4年度 二級建築士 構造 No.22を解説、コンクリートの圧縮強度の計算を見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和4年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.22は、コンクリートの円柱供試体の圧縮強度を求める計算問題です。断面積7,850mm²の供試体が、282.6kNで最大荷重に達したのち、251.2kNで急激に耐力が低下した、という条件です。

この問題では、5つの数値のうち、正しい圧縮強度を選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題で問われていること

  1. 圧縮強度の求め方(荷重÷断面積)
  2. 使う荷重は「最大荷重」か「急激に低下したときの荷重」か
  3. 断面積7,850mm²と最大荷重282.6kNの単位換算

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その計算で問われている考え方を整理したものです。

正解:選択肢4(正しい圧縮強度 36.0N/mm²)

建築構造ポケットブック

建築構造ポケットブック

構造は数値や公式が多い分野です。高さ・面積・荷重・断面などを1冊で引けると、問題演習の確認が早くなります。

圧縮強度は「最大荷重 ÷ 断面積」で求めます。最大荷重は282.6kN=282,600N、断面積は7,850mm²なので、282,600 ÷ 7,850 =36.0N/mm²です。

ポイントは、急激に耐力が低下したときの251.2kNではなく、最大荷重282.6kNを使うこと。圧縮強度は耐えられた最大の応力で定義されるからです。よって選択肢4が正しいんですね。圧縮強度=最大荷重÷断面積=282.6kN÷7,850mm²=36.0N/mm²と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 圧縮強度 判定
1 24.0N/mm² ×(値が合わない)
2 28.0N/mm² ×(値が合わない)
3 32.0N/mm² ×(251.2kN÷7,850≒32だが、最大荷重を使うべき)
4 36.0N/mm² ○ 282,600N÷7,850mm²=36.0N/mm²(最大荷重を使用)
5 40.0N/mm² ×(値が合わない)

正しいのは選択肢4の36.0N/mm²で、最大荷重282.6kNを断面積7,850mm²で割って求めます。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

コンクリートの圧縮強度は、供試体が耐えられた最大の応力度のことで、「最大荷重 ÷ 断面積」で計算します。単位をそろえるのがポイントです。

最大荷重282.6kN=282.6×1,000=282,600N。断面積は7,850mm²。圧縮強度=282,600 ÷ 7,850 =36.0N/mm²です。

引っかけは、最大荷重に達した後に「急激に耐力が低下した」ときの251.2kNです。これで割ると251,200 ÷ 7,850 ≒ 32.0N/mm²(選択肢3)になりますが、圧縮強度は最大荷重で定義されるので、こちらは使いません。「強度=最大荷重÷断面積」と「kN→Nの換算(×1,000)」をセットで押さえましょう。圧縮強度=最大荷重÷断面積(低下後の荷重は使わない)と覚えましょう。

構造を得点源にするなら、科目別おすすめ本(構造力学)二級のおすすめ参考書・問題集もあわせてどうぞ。独学での進め方は建築士は独学で合格できる?で整理しています。

覚え方

  • コンクリートの圧縮強度=最大荷重÷断面積(低下後の荷重ではない)
  • 単位換算=kN×1,000=N(282.6kN=282,600N
  • 282,600N ÷ 7,850mm² = 36.0N/mm²
  • 「最大荷重に達した後…急激に低下」の数値は引っかけ

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

Q.

最大荷重282.6kN・断面積7,850mm²のとき、圧縮強度は?

36.0N/mm²です。282,600N÷7,850mm²=36.0。急激に低下した251.2kNではなく、最大荷重で計算します。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 二級建築士試験 学科の試験 学科III(建築構造)問題」
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>