建築学生が学ぶ構造力学

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平成27年度 二級建築士 施工 No.13を解説、鉄骨工事に関する誤りを見抜くポイント

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平成27年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.13は、鉄骨工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

軽量形鋼の切断方法、耐火被覆部の錆止め、ベースプレートのナットの掛かり、トルシア形高力ボルトの締付け手順、完全溶込み溶接の余盛りが並びます。判断の決め手は、薄い鋼材をどう切るかです。

引っかけの核心は、軽量形鋼の切断を手動ガス切断で行うとしているところです。軽量形鋼は薄いので、機械切断で行います。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが誤っている記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) 軽量形鋼は薄いため、切断は機械切断(のこ盤・シャー等)で行います。手動ガス切断は熱変形が生じ不適当です。
2 ○(正しい) 耐火被覆材を吹き付ける梁の部分に、錆止め塗装を行わないのは適切です。
3 ○(正しい) ベースプレートとアンカーボルトの緊結で、ナットを二重とし、ナット上部にねじ山が3山以上出るようにするのは適切です。
4 ○(正しい) トルシア形高力ボルトの締付けを、一次締め→マーキング→本締めの順で行うのは適切です。
5 ○(正しい) 完全溶込み溶接の余盛りを、母材表面から滑らかに連続する形状とするのは適切です。

選択肢1は、軽量形鋼の切断を手動ガス切断で行うとした点が誤りで、薄い鋼材は機械切断で行います。

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選択肢1のポイント

軽量形鋼は、鋼板を薄く成形した部材です。厚みが小さいので、強い熱を当てると縁が溶けたり反ったりして、寸法が狂います。

そこで軽量形鋼の切断は、のこ盤やシャー(せん断)などの機械切断で行います。刃物で断つので熱の影響が少なく、切り口も整います。

選択肢1は手動ガス切断としていますが、手動ガス切断は炎の熱で薄材を変形させるため向きません。薄い鋼材は機械切断、と押さえておきましょう。

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覚え方

  • 軽量形鋼の切断は機械切断(手動ガス切断は熱変形で不適当)
  • 耐火被覆を吹き付ける部分は錆止め塗装をしない
  • アンカーボルトはナット二重、上部にねじ山3山以上出す
  • トルシア形高力ボルトは一次締め→マーキング→本締めの順

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理解度チェック

Q.

軽量形鋼の切断は、手動ガス切断で行うのがよい。〇か×か。

×。軽量形鋼は薄いため機械切断(のこ盤・シャー等)で行います。手動ガス切断は熱変形が生じます。

Q.

トルシア形高力ボルトの締付けは、一次締め→マーキング→本締めの順で行う。〇か×か。

一次締め→マーキング→本締めの順で行い、共回りやずれを確認します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成27年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 軽量形鋼の切断(薄材は機械切断)・高力ボルト・溶接:JASS 6 鉄骨工事
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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