建築学生が学ぶ構造力学

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平成29年度 二級建築士 施工 No.3を解説、材料等の保管に関する誤りを見抜くポイント

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平成29年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.3は、材料等の保管に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

既製コンクリート杭、鉄筋・鉄骨、高力ボルト、アスファルトルーフィング、ビニル壁紙の保管方法が並びます。材料ごとに、湿気・変形・汚れをどう防ぐかが問われています。

判断の決め手は、その材料が「積んでよい形」か「立てるべき形」かです。ロール状に巻いた材料は、横に積むとくせや変形の原因になります。

引っかけの核心は、巻いたビニル壁紙を井桁積み(横積み)にするとしているところです。巻いた壁紙は立てて保管します。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢5(これが誤っている記述)

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各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 既製コンクリート杭を、水平に均した地盤の支持位置にまくら材を置き、1段に並べて仮置きするのは適切です。
2 ○(正しい) 鉄筋・鉄骨を、泥土が付かないよう受材の上に置きシート養生して保管するのは適切です。
3 ○(正しい) 高力ボルトを、雨水・塵埃が付かない温度変化の少ない場所に、等級・呼び・長さ別に整理して保管するのは適切です。
4 ○(正しい) アスファルトルーフィングを、屋内の乾燥した場所に立置きで保管するのは適切です。
5 ×(最も不適当) 巻いたビニル壁紙は立てて保管します。井桁積み(横積み)はくせや変形の原因で不適当です。

選択肢5は、巻いたビニル壁紙を井桁積み(横積み)にするとした点が誤りで、ロール状の壁紙は立てて保管します。

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選択肢5のポイント

ビニル壁紙はロール状に巻いた状態で搬入されます。この巻いた材料を横にして井桁積みにすると、下段には上段の重みがかかり続けます。

その結果、巻きぐせや偏平な変形が生じ、施工時にしわや張りむらの原因になります。柔らかいロール材ほど、この影響を受けやすいです。

だから巻いたビニル壁紙は、立てて保管するのが基本です。選択肢5の「井桁積み」は、この点で誤りです。ロール状の材料は縦置き、と押さえておきましょう。

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覚え方

  • 巻いたビニル壁紙は立てて保管(井桁積みはくせ・変形の原因)
  • 既製コンクリート杭はまくら材を置き1段に並べて仮置き
  • 高力ボルトは雨水・塵埃を避け、等級・呼び・長さ別に整理して保管
  • アスファルトルーフィングは屋内の乾燥した場所に立置き

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理解度チェック

Q.

巻いたビニル壁紙は、井桁積み(横積み)で保管してよい。〇か×か。

×。巻いたビニル壁紙は立てて保管します。井桁積みはくせや変形の原因になります。

Q.

高力ボルトは、雨水や塵埃が付かない温度変化の少ない場所に、等級・呼び・長さ別に整理して保管する。〇か×か。

。高力ボルトは雨水・塵埃を避け、等級・呼び・長さ別に整理して保管します。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • 材料の保管(巻いた壁紙は立置き、高力ボルト・ルーフィング等の保管方法):JASS 各編・建築工事監理指針
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

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