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平成30年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.7は、杭工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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場所打ちコンクリート杭の構造体強度補正値、既製コンクリート杭の継手、オールケーシング工法の施工順、アースドリル工法のスライム処理、セメントミルク工法の養生が並びます。判断の決め手は、セメントミルク工法の養生期間です。
核心は、セメントミルク工法で建込み後48時間で養生を終えてよいとしているところです。根固め液・杭周固定液が硬化するまで7日程度の養生が必要です。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢5(これが誤っている記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 場所打ちコンクリート杭のコンクリートの構造体強度補正値(S)を、特記がないので3N/mm²とするのは適切です。 |
| 2 | ○(正しい) | 既製コンクリート杭の継手を、特記がないのでアーク溶接による溶接継手とするのは適切です。 |
| 3 | ○(正しい) | オールケーシング工法で、近接する杭を連続して施工しないようにするのは適切です。 |
| 4 | ○(正しい) | アースドリル工法で、予定の支持地盤に達したことを確認したうえでスライム処理を行うのは適切です。 |
| 5 | ×(最も不適当) | セメントミルク工法では、杭を建込み後に杭心へ保持し、7日程度の養生期間が必要です。48時間では養生期間が不足します。 |
選択肢5は、セメントミルク工法の養生期間を48時間とした点が誤りで、根固め液・杭周固定液の硬化のため7日程度が必要です。
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セメントミルク工法(プレボーリング根固め工法)は、アースオーガーで掘った孔の底に根固め液を注入し、既製杭を建て込む工法です。杭の支持力は、根固め液と杭周固定液が硬化してはじめて確保されます。
この硬化には時間がかかるため、杭を建込み後に杭心へ保持したまま7日程度養生します。48時間ではセメントミルクが十分に固まらず、支持力が確保されません。
選択肢5は48時間としていますが、これは誤りです。セメントミルク工法の養生期間は7日程度、と覚えておきましょう。
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セメントミルク工法では、杭の建込み後48時間の養生期間をとれば十分である。〇か×か。
×。根固め液・杭周固定液の硬化のため7日程度の養生が必要で、48時間では不足します。
オールケーシング工法では、近接する杭を連続して施工しないようにする。〇か×か。
〇。隣り合う杭を連続して掘ると孔壁や既施工杭に影響するため、間隔をあけて施工します。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
