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平成29年度 一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)No.8は、建築基準法における荷重及び外力に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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屋上広場の積載荷重、雪下ろしによる積雪荷重の低減、風速の高さ方向分布係数、地震層せん断力の大小が問われます。決め手は、学校の屋上広場の積載荷重を、教室と同じ値にしてよいかどうかです。
引っかけの核心は、学校の屋上広場の積載荷重を「教室の積載荷重と同じ数値とすることができる」としているところです。屋上広場は人が集まるため、教室ではなく百貨店の売場と同等の大きい値を用います。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ×(最も不適当) | 学校の屋上広場の積載荷重は、教室ではなく百貨店の売場と同等の大きい値を用います。教室と同じ数値にできる、とする点が誤りです。 |
| 2 | ○(正しい) | 雪下ろしの慣習がある地方では、垂直積雪量が1mを超えても、実況に応じて垂直積雪量を1mまで減らして計算できます。正しい記述です。 |
| 3 | ○(正しい) | 高さが同じ場合、風速の高さ方向分布係数Erは「平坦で障害物がない区域」より「都市化が著しい区域」のほうが小さくなります。正しい記述です。 |
| 4 | ○(正しい) | 地上部分の各層の地震層せん断力Qiは、最下層の値が最も大きくなります。正しい記述です。 |
選択肢1は、学校の屋上広場の積載荷重を教室と同じにできるとした点が誤りで、百貨店の売場と同等の大きい値を用います。
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屋上広場やバルコニーは、多くの人が集まったり避難時に人が集中したりする場所です。そのため積載荷重は、その建物の中でも大きい値をとる決まりです。
施行令第85条では、学校や百貨店などの屋上広場・バルコニーの積載荷重は、「百貨店又は店舗の売場」の値を用いるとされています。売場の床用の積載荷重(2900N/m2)は、教室の床用(2300N/m2)より大きい値です。つまり学校の屋上広場は、教室よりも大きい荷重で設計します。
選択肢1は、屋上広場を教室と同じ値にできるとしています。これは実際より小さい荷重で設計することになり危険なので、最も不適当です。「屋上広場は人が集まる=売場と同等の大きい荷重」と押さえます。
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学校の屋上広場の積載荷重は、実況に応じて計算しない場合、教室の積載荷重と同じ数値としてよい。〇か×か。
×。屋上広場は百貨店の売場と同等の大きい値を用います。教室より大きい荷重になります。
雪下ろしの慣習がある地方では、垂直積雪量が1mを超える場合、積雪荷重をどう計算できるか。
実況に応じて、垂直積雪量を1mまで減らして計算できます。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
