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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅳ(構造)No.8は、建築物の構造計算に用いる荷重に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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多雪区域の地震時積雪荷重、屋上広場の積載荷重、積載荷重の3区分の大小、鉄筋コンクリートの単位体積重量が問われます。決め手は、積載荷重の「床用・大梁柱基礎用・地震用」のうちどれが最も大きいかです。
引っかけの核心は、積載荷重の3区分のうち「地震力を計算する場合が最も大きい」としているところです。実際は逆で、床の計算用が最も大きく、地震用が最も小さくなります。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 多雪区域で地震時に考慮する積雪荷重は、短期積雪荷重を低減した値(0.35倍)を用います。正しい記述です。 |
| 2 | ○(正しい) | 百貨店の屋上広場の積載荷重は、実況に応じて計算しない場合、百貨店の売場の積載荷重と同じとできます。正しい記述です。 |
| 3 | ×(最も不適当) | 積載荷重は「床用」>「大梁・柱・基礎用」>「地震用」の順で、床用が最も大きくなります。地震用が最も大きい、とする点が誤りです。 |
| 4 | ○(正しい) | 鉄筋コンクリートの単位体積重量は、コンクリートの単位体積重量に鉄筋分として1kN/m3を加えた値を用いることができます。正しい記述です。 |
選択肢3は、積載荷重の3区分で地震用が最も大きいとした点が誤りで、正しくは床用が最も大きく地震用が最も小さくなります。
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施行令第85条の積載荷重の表は、用途ごとに「床の構造計算をする場合」「大梁・柱・基礎の構造計算をする場合」「地震力を計算する場合」の3つの値を定めています。この3つは同じ値ではなく、大小に決まった順番があります。
床は、家具や人が一点に集中しても耐える必要があるので値が最も大きく設定されます。大梁・柱・基礎は、広い面積の平均で受けるので、集中の影響がならされて値が小さくなります。地震用は、地震のときに全員が同じ場所に居るとは限らないという考え方でさらに小さくします。つまり床用>大梁・柱・基礎用>地震用の順です。
選択肢3は、地震用が最も大きいとしていますが、実際は最も小さいので誤りです。「床用がいちばん大きく、地震用がいちばん小さい」と押さえます。
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積載荷重の3区分では、「地震力を計算する場合」が最も大きい。〇か×か。
×。床用が最も大きく、地震用が最も小さくなります(床用>大梁柱基礎用>地震用)。
多雪区域で地震時に考慮する積雪荷重は、どのように扱うか。
短期積雪荷重を低減した値(0.35倍)を用います。
出典
※ この記事の確認日:2026年7月
