建築学生が学ぶ構造力学

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平成28年度 一級建築士 施工 No.20を解説、煙感知器と吹出し口の距離を見抜くポイント

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平成28年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.20は、設備工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

設備では、煙感知器の取付け、排水トラップの封水、換気排気口、給水管の埋設が問われます。とくに煙感知器と換気口の吹出し口の距離が要点です。

核心は、空気の流れの影響を避けることです。煙感知器は、換気口の吹出し口から1.5m以上離します。近すぎると、煙が吹き飛ばされて感知が遅れます。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

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設備は、感知器や配管の数値で正誤が分かれます。仕様書・法令に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) 煙感知器(光電式スポット型)は、換気口等の吹出し口から1.5m以上離します。1.2mでは近すぎて不適当です。
2 ○(適当) 排水トラップの封水深さを5〜10cmのものとするのは妥当です。適当な記述です。
3 ○(適当) 外壁に設ける換気用の排気口を、屋外避難階段から2m離して設けるのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) 寒冷地以外で、車両が通行しない平坦な敷地の給水管の埋設深さを、管の上端から300mmとするのは妥当です。適当な記述です。

選択肢1は、煙感知器を吹出し口から1.2m離して取り付けた点が誤りで、正しくは1.5m以上です。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

煙感知器は、天井付近に上がってきた煙をとらえて火災を知らせます。近くに換気口の吹出し口があると、出てくる空気で煙が吹き飛ばされ、感知器に煙が届きにくくなります。

そこで煙感知器(光電式スポット型)は、換気口等の吹出し口から1.5m以上離して設けます。空気の流れの影響を受けない位置にするためです。

選択肢1は、1.2mしか離していません。1.5m以上より近く、吹出し口の空気で感知が遅れるおそれがあるため、最も不適当です。数値を少し小さくして誤りをつくる出題です。

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覚え方

  • 煙感知器(光電式スポット型)=換気口の吹出し口から1.5m以上離す
  • 近すぎると吹出しの空気で煙が飛ばされ感知が遅れる
  • 排水トラップの封水深さ=5〜10cm
  • 一般敷地(寒冷地以外・車両なし)の給水管埋設=管上端から300mm

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理解度チェック

Q.

煙感知器は、換気口の吹出し口からどのくらい離して設ける?

1.5m以上です。吹出しの空気で煙が飛ばされ、感知が遅れるのを防ぐためです。

Q.

排水トラップの封水深さの範囲は?

5〜10cmです。浅いと破封しやすく、深いと自浄作用が落ちます。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 消防法施行規則(煙感知器の設置位置)/公共建築工事標準仕様書 機械設備工事編(排水トラップ・給水管の埋設)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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