建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 一級建築士 施工 No.20を解説、排水横管の勾配を見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.20は、設備工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

設備では、分電盤の取付け、雷保護設備、排水管の勾配、換気口の位置が問われます。とくに排水横管の呼び径ごとの最小勾配が要点です。

核心は排水横管の勾配です。呼び径が大きいほど勾配は緩くできます。呼び径125は1/150、呼び径150以上で1/200です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

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設備は、排水横管の勾配(65以下1/50・125は1/150・150以上1/200)など数値で差がつきます。標準仕様書に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) コンクリートに埋め込む分電盤の外箱を、コンクリート打込み前に型枠へ取り付けるのは妥当です。適当な記述です。
2 ○(適当) 雷保護設備の引下げ導線を、保護レベルに応じた平均間隔以内で、建物外周に沿って等間隔に、突角部の近くにも配置するのは妥当です。適当な記述です。
3 ×(最も不適当) 屋内横走り排水管の最小勾配は、呼び径65以下で1/50、呼び径125で1/150です。呼び径125を1/200(呼び径150以上の値)とした点が不適当です。
4 ○(適当) 屋外の換気用ダクトの換気口を、屋外避難階段から2m以上離して設けるのは妥当です。適当な記述です。

選択肢3は、呼び径125の排水横管の勾配を1/200とした点が誤りで、正しくは1/150です。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

排水横管は、自然流下で汚水を流すため、適切な勾配が必要です。勾配が緩すぎると流れが遅くなり詰まりやすく、急すぎると水だけ先に流れて固形物が残ります。

管が細いほど詰まりやすいので急な勾配が要り、太いほど緩くできます。最小勾配は、呼び径65以下で1/50、呼び径75・100で1/100、呼び径125で1/150、呼び径150以上で1/200です。

選択肢3は、呼び径125を1/200としています。1/200は呼び径150以上の値で、呼び径125では1/150が必要なので、最も不適当です。

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覚え方

  • 排水横管の最小勾配=呼び径65以下1/50、75・100で1/100、125で1/150、150以上で1/200
  • 太い管ほど勾配は緩くできる(細い管は詰まりやすく急勾配が必要)
  • 雷保護設備の引下げ導線=外周に等間隔・突角部近くに配置
  • 屋外換気口=屋外避難階段から2m以上離す

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理解度チェック

Q.

呼び径125の屋内横走り排水管の最小勾配は?

1/150です。1/200は呼び径150以上の値です。

Q.

排水横管は、管が太くなると勾配はどうなる?

緩くできます。太い管は流れやすく、細い管ほど詰まりやすいので急勾配が必要です。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編=排水横管の勾配/電気設備工事編=雷保護設備・分電盤)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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