建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 一級建築士 施工 No.18を解説、軽量鉄骨壁下地の振れ止めの間隔を見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.18は、金属工事・ガラス工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

金属・ガラス工事では、軽量鉄骨下地の切断面・振れ止め、ガラスブロックの目地、建具のクリアランスが問われます。とくに軽量鉄骨壁下地の振れ止めの間隔が要点です。

核心は振れ止めの間隔です。軽量鉄骨壁下地の振れ止めは、床面から約1,200mmごとに設けます。上部ランナー上端から400mm以内に位置するものは省略できます。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢3(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

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金属・ガラスは、振れ止めの間隔(床面から1,200mm)やガラスのかかり代など、数値で差がつきます。JASS14・JASS17に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 軽量鉄骨天井下地で、高速カッターによる切断面に錆止め塗料の塗布を省略するのは妥当です。適当な記述です。
2 ○(適当) ガラスブロック積み工法で、伸縮調整目地を5mごとに幅15mmで設けるのは妥当です。適当な記述です。
3 ×(最も不適当) 軽量鉄骨壁下地の振れ止めは、床面から約1,200mmごとに設けます。1,500mmでは間隔が広く不適当です。
4 ○(適当) はめ込み構法で、サッシ枠周辺のエッジクリアランス(ガラス端部とサッシのすき間)を確認するのは妥当です。適当な記述です。

選択肢3は、振れ止めの間隔を1,500mmとした点が誤りで、正しくは床面から約1,200mmごとです。

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選択肢3のポイント(ここが誤り)

軽量鉄骨壁下地(LGS)のスタッドは、細い鋼材なので、面外方向(壁の厚み方向)に倒れたり振れたりしやすい部材です。これを防ぐために、スタッドを横方向につなぐ振れ止めを設けます。

振れ止めは、床面から約1,200mmごとに設けます。なお、上部ランナーの上端から400mm以内に位置する振れ止めは、省略できます。間隔が広いと、スタッドの振れを十分に抑えられません。

選択肢3は、振れ止めを床ランナー下端から1,500mmの位置(間隔)としています。1,200mmより広いので、最も不適当です。

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覚え方

  • 軽量鉄骨壁下地の振れ止め=床面から約1,200mmごと(上部ランナー上端から400mm以内は省略可)
  • 軽量鉄骨下地の高速カッター切断面=錆止め塗料の塗布を省略してよい
  • ガラスブロックの伸縮調整目地=数mごと・幅は十数mm程度
  • はめ込み構法=サッシ枠周辺のエッジクリアランスを確認

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理解度チェック

Q.

軽量鉄骨壁下地の振れ止めは、どのくらいの間隔で設ける?

床面から約1,200mmごとです。上部ランナー上端から400mm以内に位置するものは省略できます。

Q.

軽量鉄骨下地の高速カッターによる切断面に、錆止め塗料は必要?

塗布を省略してよいとされています。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 公共建築工事標準仕様書(14章 金属工事 5節 軽量鉄骨壁下地=振れ止め)/建築工事標準仕様書JASS14・JASS17(ガラス工事)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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