建築学生が学ぶ構造力学

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平成30年度 一級建築士 施工 No.19を解説、ビニル床シート下地の乾燥期間を見抜くポイント

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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.19は、内装工事・外装工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

内外装では、床仕上げの下地、特定天井のすき間、外壁乾式石張り、カーテンウォールの取付け精度が問われます。とくにビニル床シートを張る前の下地の乾燥期間が要点です。

核心は下地の乾燥期間です。ビニル床シートを張るコンクリート下地は28日以上、モルタル下地は14日以上の乾燥が必要です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

内外装は、床下地の乾燥期間(コンクリート28日・モルタル14日)など、数値で差がつきます。JASS26に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) ビニル床シートを張るコンクリート下地は28日以上の乾燥が必要です。21日では不足で不適当です(モルタル下地の14日以上と混同しやすい)。
2 ○(適当) 仕様ルートによる特定天井で、天井面と壁・柱とのすき間を6cm以上確保するのは妥当です。適当な記述です。
3 ○(適当) 外壁乾式工法の石張りで、石材を正方形に近い矩形・0.8m²以下・厚さ30〜70mmとするのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) カーテンウォールの躯体付け金物の取付け位置を、鉛直方向±10mm・水平方向±25mmの精度で管理するのは妥当です。適当な記述です。

選択肢1は、コンクリート下地の乾燥期間を21日とした点が誤りで、ビニル床シートのコンクリート下地は28日以上の乾燥が必要です。

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選択肢1のポイント(ここが誤り)

ビニル床シートは、下地に水分が残っていると、その水分や水蒸気で接着剤が劣化し、ふくれや剥がれ、白化などの不具合が起きます。そこで、張る前に下地を十分に乾燥させます。

乾燥期間は下地によって異なり、コンクリート下地は28日以上、モルタル下地は14日以上が目安です。コンクリートのほうが厚く水分が多いため、長い乾燥期間が必要です。

選択肢1は、コンクリート下地を21日の乾燥で張るとしています。モルタル下地の14日以上とは別で、コンクリートは28日以上が必要なので、最も不適当です。

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覚え方

  • ビニル床シートの下地乾燥=コンクリート下地28日以上、モルタル下地14日以上
  • 乾燥不足=接着剤の劣化でふくれ・剥がれ・白化のもと
  • 仕様ルートの特定天井=壁・柱とのすき間6cm以上(脱落対策)
  • 外壁乾式石張りの石材=0.8m²以下・厚さ30〜70mm程度

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理解度チェック

Q.

ビニル床シートを張るコンクリート下地は、何日以上乾燥させる?

28日以上です。モルタル下地は14日以上で、こちらと混同しないようにします。

Q.

仕様ルートの特定天井で、壁・柱とのすき間はどのくらい確保する?

6cm以上です。地震時に天井が壁に衝突して脱落するのを防ぐためです。

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出典

  • 建築技術教育普及センター「平成30年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書JASS26(内装工事=ビニル床シートの下地乾燥)/特定天井の脱落対策/JASS9(外壁乾式石張り)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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