建築学生が学ぶ構造力学

建築学生が学ぶ構造力学
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 二級建築士 施工
  4. 令和元年
  5. > No.11 鉄筋工事

令和元年度 二級建築士 施工 No.11を解説、鉄筋工事に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

令和元年度 二級建築士試験 学科Ⅳ(建築施工)No.11は、鉄筋工事に関する問題です。5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

主筋のフック、加工寸法の検査、スペーサーの配置間隔、フックの折り曲げ余長、ガス圧接部の修正が並びます。判断の決め手は、180度フックの折り曲げ余長を何倍とるかです。

引っかけの核心は、D19の180度フックの余長を3dとしているところです。180度フックの折り曲げ余長は4d以上が必要で、3dでは不足します。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(これが誤っている記述)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

2級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

本番形式で繰り返すなら、年度別の過去問題集が定番です。7年分を解いて出題パターンに慣れられます。受験する年度に対応した版を選んでください。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 最上階の柱頭の四隅にある主筋に、定着を確保するためフックを設けるのは適切です。
2 ○(正しい) 鉄筋の加工寸法の検査を、加工の種別ごとに搬入時の最初の一組について行うのは適切です。
3 ○(正しい) 梁のスペーサーの配置を、間隔1.5m程度・端部は1.5m以内とするのは適切です。
4 ×(最も不適当) D19異形鉄筋端部の180度フックの折り曲げ余長は4d以上が必要です。3dでは不足します。
5 ○(正しい) ガス圧接の外観検査でふくらみが規定を満たさず不合格になった圧接部を、再加熱・加圧して修正するのは適切です。

選択肢4は、180度フックの折り曲げ余長を3dとした点が誤りで、正しくは4d以上が必要です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント

フックの折り曲げ余長とは、折り曲げた先の直線部分の長さです。折り曲げの角度が大きいほど、定着に必要な余長は短くて済みます。ここで「d」は鉄筋の呼び名の径を指します。

余長は、180度で4d以上、135度で6d以上、90度で8d以上と決まっています。180度は折り返しが強く効くので、いちばん短い4dで済みます。問題はD19の180度フックなので、正しくは4d以上です。

選択肢4は3dとしていますが、これは180度フックの下限4dを下回っていますので誤りです。角度が小さいほど余長が長くなる並びで覚えておくと、この手の問題で迷いません。

効率よく仕上げるなら、二級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

覚え方

  • フック余長は180度=4d・135度=6d・90度=8d以上。180度3dは不足
  • 最上階の柱頭四隅の主筋にはフックを設ける
  • 加工寸法の検査は、加工種別ごとに搬入時の最初の一組について行う
  • 梁のスペーサーは間隔1.5m程度・端部1.5m以内。圧接部の不合格は再加熱・加圧で修正する

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

D19異形鉄筋の180度フックの折り曲げ余長は、3dとしてよい。〇か×か。

×。180度フックの折り曲げ余長は4d以上が必要です。3dでは不足します。

Q.

ガス圧接部が外観検査のふくらみで不合格になったとき、再加熱・加圧して修正してよい。〇か×か。

。ふくらみの不足など外観の不良は、再加熱・加圧で修正できます。

令和元年 二級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和元年度 二級建築士試験 学科の試験 学科Ⅳ(建築施工)問題」
  • フックの折り曲げ余長(180度で4d以上、135度で6d以上、90度で8d以上)・ガス圧接部の修正:JASS 5 鉄筋コンクリート工事
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

Topへ >>