建築学生が学ぶ構造力学

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平成29年度 一級建築士 施工 No.19を解説、カーペットのグリッパー工法の張力を見抜くポイント

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平成29年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.19は、内装工事・外装工事に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

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この問題のポイント

内外装では、カーペットの敷込み、充填断熱の防湿層、構造ガスケット、システム天井が問われます。とくにグリッパー工法でカーペットを張る張力が要点です。

核心は張力です。グリッパー工法のカーペットの張力は、幅300mmにつき200N程度です。500mmにつき200Nでは、単位幅あたりの張力が小さく、たるみのもとになります。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢1(これが最も不適当な記述)

一級建築士 施工の参考書

施工の対策に一冊

内外装は、カーペットの張力(300mmにつき200N)や防湿層の重ね幅など、数値で差がつきます。JASS26に沿った参考書で整理すると得点源になります。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(最も不適当) グリッパー工法でカーペットを敷き詰める張力は、幅300mmにつき200N程度とします。幅500mmにつき200Nとした点が不適当です(単位幅あたりが小さすぎます)。
2 ○(適当) 木造の充填断熱(はめ込み)工法で、ポリエチレンフィルムの防湿層の継目を下地材のある位置で重ね、重ね幅を30mm以上とするのは妥当です。適当な記述です。
3 ○(適当) プレキャストコンクリートでY型構造ガスケットを用いる際、コンクリート端面から溝中心までの寸法を60mm以上とするのは妥当です。適当な記述です。
4 ○(適当) システム天井でロックウール化粧吸音板を用いる際、たわみや脱落を防ぐため、室内湿度が80%を超えないように管理するのは妥当です。適当な記述です。

選択肢1は、カーペットの張力を幅500mmにつき200Nとした点が誤りで、正しくは幅300mmにつき200N程度です。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢1のポイント(ここが誤り)

グリッパー工法は、部屋の周囲に釘の出たグリッパーを留め、カーペットを引っ張ってその釘に引っ掛けて固定する工法です。引っ張り(張力)が足りないと、使ううちにたるみやしわが出ます。

カーペットの張力は、幅300mmにつき200N程度を目安とし、ニーキッカーやパワーストレッチャーで伸長します。選択肢のように幅500mmにつき200Nだと、同じ200Nでも幅が広いぶん単位幅あたりの張力が小さく、伸長が不足します。

選択肢1は、張力を幅500mmにつき200Nとしています。基準(300mmにつき200N程度)より緩いので、最も不適当です。

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覚え方

  • グリッパー工法のカーペットの張力=幅300mmにつき200N程度(ニーキッカー・パワーストレッチャーで伸長)
  • 充填断熱(はめ込み)の防湿層=継目は下地で重ね、重ね幅30mm以上
  • Y型構造ガスケット=コンクリート端面から溝中心まで60mm以上
  • ロックウール化粧吸音板=たわみ防止のため室内湿度80%以下で管理

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理解度チェック

Q.

グリッパー工法のカーペットの張力は、どのくらいを目安にする?

300mmにつき200N程度です。ニーキッカーやパワーストレッチャーで伸長します。

Q.

充填断熱(はめ込み)工法で、防湿層の継目の重ね幅は?

下地材のある位置で重ね、重ね幅を30mm以上とします。

平成29年 一級建築士 施工 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成29年度 一級建築士試験 学科の試験 学科Ⅴ(施工)問題」
  • 建築工事標準仕様書JASS26(内装工事=カーペットのグリッパー工法)/JASS24(断熱)・JASS14(カーテンウォール・構造ガスケット)
ハナダユキヒロ

この記事を書いた人

ハナダユキヒロミツメラボ

設計事務所に7年勤務。

2010年より「建築学生が学ぶ構造力学」を運営(16年以上)。

著書「わかる構造力学」「わかる構造力学(改訂版)」(工学社)。

建築士 過去問(構造)

プロフィール

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