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平成30年度 一級建築士試験 学科Ⅴ(施工)No.7は、地業工事(杭工事)に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
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杭工事では、支持層の確認方法、試験杭、品質管理用の供試体採取が問われます。とくにセメントミルク工法での支持層の確かめ方が要点です。
核心は支持層の確認方法です。セメントミルク工法では、アースオーガーの電流値の変化と、排出土と土質柱状図の照合で支持層への到達を確認します。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。
正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(適当) | 場所打ちコンクリート杭で、施工データを採るための試験杭を本杭と兼ねるのは妥当です。適当な記述です。 |
| 2 | ×(最も不適当) | セメントミルク工法の支持層確認は、アースオーガーの電流値の変化と排出土・土質柱状図の照合で行います。「電流計値から換算したN値」で確認するとした点が不適当です。 |
| 3 | ○(適当) | アースドリル工法で、掘削した土砂と、設計図書の土質資料(柱状図)を比べて支持層への到達を確認するのは妥当です。適当な記述です。 |
| 4 | ○(適当) | セメントミルク工法で、根固め液・杭周固定液の品質確認のため試験用の供試体を採取するのは妥当です。適当な記述です。 |
選択肢2は、支持層確認を「電流計値から換算したN値」で行うとした点が誤りで、電流値の変化と排出土の照合で判定します。
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セメントミルク工法(プレボーリング根固め工法)は、アースオーガーで地盤を掘り、支持層で根固め液を注入して既製杭を埋め込む工法です。杭が支持層に届いているかの確認が品質の要になります。
この支持層の確認は、アースオーガーを回す電動機の電流値の変化(支持層に入ると掘削抵抗が増えて電流が上がる)を見つつ、オーガー先端に付いて上がってくる排出土を、ボーリングの土質柱状図と照合して判定します。電流値からN値を「換算」して確認する方法は、標準的ではありません。
選択肢2は、電流計値から換算したN値で支持層を確認するとしています。確認の手順が標準と異なるので、最も不適当です。
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セメントミルク工法で、支持層への到達はどう確認する?
アースオーガーの電流値の変化と、排出土と土質柱状図の照合で確認します。電流値からN値を換算する方法ではありません。
場所打ちコンクリート杭で、試験杭は本杭と兼ねてよい?
兼ねてよいとされています。試験杭で得たデータを、本杭の施工管理に用います。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
